技術哲学講義

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技術哲学講義

  • ISBN:9784621307953

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内容説明

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「技術哲学」は今までは〈科学哲学の一分野〉〈哲学の応用にしか過ぎない〉としか捉えられてこなかったが、クーケルバークに言わせれば「技術哲学とは哲学そのものである」---21世紀の技術的課題に対応できる最新かつ包括的な技術哲学について、古典的な理論・アプローチも押さえつつ、随所に囲み記事も盛り込みながら具体的に分かりやすく解説。技術哲学第一人者によるこれからの時代に対応した新テキストの決定版。

目次

第1章 はじめに
第2章 歴史と背景
第3章 現象学と解釈学---ハイデガー,マクルーハンと現代の研究
第4章 ポスト現象学,物質的解釈学,媒介理論
第5章 批判理論とフェミニズム
第6章 プラグマティズム,分析的アプローチ,文化横断的哲学
第7章 情報技術から哲学,そして情報倫理へ
第8章 ロボット工学と人工知能から道徳的地位と人間関係をめぐる考察へ
第9章 遺伝子工学とサイボーグからトランスヒューマニズムとポストヒューマニズムへ
第10章 気候変動とジオエンジニアリングから「自然」への問いと「人新世」における「人新世」の考察へ
第11章 技術哲学と他の哲学
第12章 技術哲学とその他の学問分野---学際性と超域性
第13章 技術哲学とアカデミア外での実践

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

mim42

5
技術哲学トピックでここまで纏まった「教科書」を見たこと無し、という意味では意義深い書。とはいえ、教科書と名乗るには偏りも目立つ。最大のモヤモヤポイントはマルクス主義とその系譜に与えた過大評価だ。労働価値説への批判が乗り越えられないまま、信仰は続く。あるいは、大文字の哲学者を「接続」することへのモチベーション過大。そして、終盤の「活動家たれ」的言説。批判されたロマン主義に著者も陥るケース。と、ツッコミどころは多いが集約された資料としての価値は高いと考える。ポスト/トランスヒューマニズムについての詳説は役立つ2023/03/06

yokkoishotaro

0
これは大変有意義な教科書だった。なかなかいい洋書を専門家以外が発見するのは難しいが、翻訳があってくれたので知ることができた、大変有難い。2023/12/31

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