宮本経済学の再評価と継承

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宮本経済学の再評価と継承

  • ISBN:9784621307816

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内容説明

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日本において環境を社会科学的にとらえようとするならば一度は触れるのが宮本憲一氏の研究である。社会資本、地域、国家、環境を経済の「容器」としてとらえ、経済活動とその「容器」とを、相互作用の関係のなかで統一的に分析し総合する経済学体系を構想したその業績は、経済学にとどまらず幅広い研究者に示唆と研究の種を与えている。本書では氏の蔵書「宮本文庫」の整理・公開にあたる金沢大学が、日本の環境研究の一線にいる研究者を取りまとめ、「宮本経済学」の再評価と継承を図る。

目次

序 環境政策の課題
●第1部 「宮本経済学」の再評価
第1章 「共同社会的条件の政治経済学」の継承と展開
第2章 戦後日本の公害・環境問題と “宮本経済学”の体系
第3章 社会資本の理論と展望
第4章 サステイナビリティの政治経済学
第5章 内発的発展の地域政策学に向けて
●第2部 「宮本経済学」からの展開
第6章 環境権・参加原則の国際的発展と日本の課題
第7章 「食品公害」問題における補償制度の欠陥
第8章 公共事業と建設業の接続における変化
第9章 自治体内分権とコミュニティ・ガバナンスに関する一試論
第10 章 奄美の維持可能な発展に向けて
●第3部 宮本文庫の活用
第11 章 四日市反公害運動家・澤井余志郎の思想形成
第12 章 大阪・中之島の景観保全運動とその現代的意義
第13 章 宮本文庫の大阪府地方税財政制度研究会関連資料について
第14 章 遡及・初期化可能型アーカイブの考案と宮本文庫の利用

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