内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
プラスチック製品は軽量性、設計自由性、生産性などの点から様々な分野で利用されている。しかし、強度設計においては様々な課題があり、強度設計に必要な設計データやトラブル対策事例の情報も少ない。本書は、樹脂メーカーの技術サポーターとして、プラスチック製品の設計や割れトラブル対策に長く携わった著者の経験を基に、プラスチック製品の強度に関する基本的知識や製品設計、割れトラブル対策などを簡潔に解説している。基本概念をまとめた<ポイント>と、より詳しい解説を加えた<Q&A>で構成されており、読者は実務に必要な知識を端的に得ることができる。改訂版では内容を全面的に見直し、製品設計(9章)、割れトラブルの原因究明(10章)、割れトラブルの防止と対策(11章)の内容を充実した。プラスチック製品の設計や品質保証に携わる実務者の拠り所となる一冊。
目次
1章 強度と限界を知ろう
2章 活用のための基本的性質を知ろう
3章 活用時に役立つ力学的性質とは
4章 クラック現象を解明しよう
5章 環境条件による劣化を知ろう
6章 寿命を予測しよう
7章 射出成形における強度への影響要因を探ろう
8章 残留ひずみの悪さを知ろう
9章 よりよい製品設計をするには
10章 割れトラブル原因をどのように調べるか
11章 割れトラブルをどのように解消するか