内容説明
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有機化合物は、広い意味で、すべて酸あるいは塩基であり、両方の性質をもっているものも多い。有機化合物の酸性中心と塩基性中心を見極めれば、塩基から酸に電子対が動き、結合の組換えを起こして反応を達成することが分かる。本書ではこのような考えをベースに “酸と塩基が反応する”という立場で有機反応をとらえ、有機反応の化学を一から考えていく。
多種多用な有機反応を初学者にも分かりやすく反応の基礎から解説し教科書を補完する。また、新しい視点から統一的に学習することができる本書は、大学院入試に備えて有機化学を総復習するのにも最適である。本書で学習すれば、反応がどのように進むか反応機構まで予測できるようになり、有機化学の発展的な内容も十分にこなすことができるようになるだろう。
目次
1 有機分子の構造と相互作用
2 酸塩基反応と有機極性反応
3 π 結合の酸塩基反応 I:アルケンへの付加
4 π 結合の酸塩基反応 II:芳香族置換反応
5 飽和炭素における酸塩基反応 I:求核置換反応
6 飽和炭素における酸塩基反応 II:脱離反応
7 カルボニル基の酸塩基反応
8 エノラートイオンとその等価体
9 酸・塩基触媒反応
付表
問題の解答
索引
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