内容説明
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ボーヴォワールが『第二の性』で新しい概念の登場を予感させて以降、20世紀の哲学はジェンダー論の展開・受容に大きく舵を切った。だがなお、私たちの認識にはジェンダーをめぐる不正義があり、学問にも性差別が残っている。こうした問題は思想・実践の力によって少しずつ解決されてはいるものの、20世紀には表在していなかったLGBTQという観点によって、よりいっそう複雑化している。性の多様性に対して哲学は何を言えるのか。これは21世紀の重要な問いのひとつである。
目次
第1章 ジェンダーが問い直す哲学―「尊重しあう愛」 は可能か
第2章 ジェンダーをめぐる認識的不正義―マスメディアの企業風土と組織の証言的不正義
第3章 性差をめぐる科学研究の落とし穴―統計学をいかに使いこなすか
第4章 LGBTQの人々が「自分らしく生きる」ということ―性のポリティクスから多様性の哲学へ
責任編者解題
引用・参照文献
責任編者・執筆者紹介
索引



