内容説明
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本書は、全11章の本文と、5つの付録からなる、有限要素法による流れ解析の基礎から応用までを解説した一冊です。前半で、有限要素法による流れ解析の基礎とし、基本のガラーキン有限要素法と双曲型方程式に一般的に用いられる安定化有限要素法を、その基礎理論からプログラミングにいたるまでを解説しています。大規模化への対応としてOpenMPに基づく並列計算法の解説とダウンロード可能なプログラムも用意されています。後半は応用として、アイソジオメトリック解析手法の基礎、自由表面流れ、流体-構造連成問題の解析手法、乱流解析手法等の最近の成果を含めて詳しく解説しています。第1章~第5章の前半は、初学者の方でも容易に理解できるように、わかりやすい説明がなされており、後半の第6章~第11章は、中上級者を対象としたトピックごとの内容になっており、章ごとに独立して読んでも容易に理解ができる構成となっています。
目次
1 流れのシミュレーションにおける支配方程式
2 有限要素法の基礎―Poisson方程式
3 安定化有限要素法の基礎(1)―移流拡散方程式
4 安定化有限要素法の基礎(2)―非圧縮性粘性流れ
5 自由表面流れ
6 乱流解析
7 アイソジオメトリック解析概論
8 乱流の変分マルチスケール理論
9 流体―-構造連成解析
10 ST解析手法と計算
11 先端的応用例