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内容説明
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当初、西欧初発の理念の導入に抵抗感が多かった農家や地方行政現場においても、ここ数年の間に、量的拡大から質的な充実へ、行政主導から関係機関の連携へ、リーダー依存から専門的職員の確保による確かな運営へと、大きな転換が見られるようになっている。本書はこうした視点から、高い実践志向をもつ農家や住民・行政担当者をはじめ、都市側で真摯にその理念を共有しようとしている学生・大学院生や関連業界の人々にとって、グリーン・ツーリズムの単なる啓蒙・概説書では知り得ない、示唆に富む議論を展開する。
目次
第1章 都市農村関係の展開と環境問題
第2章 環境社会学とツーリズム論
第3章 グリーン・ツーリズムの基本理念・要件・展開条件
第4章 イギリスにおけるグリーン・ツーリズムの展開
第5章 日本におけるグリーン・ツーリズムの展開
第6章 日本型グリーン・ツーリズムの事例I――「農村民泊」
第7章 日本型グリーン・ツーリズムの事例II――ワーキングホリデー
第8章 日本型グリーン・ツーリズムの事例III――ラーニングバケーション(1) 長野県飯田市
第9章 日本型グリーン・ツーリズムの事例IV――ラーニングバケーション(2) ツーリズム大学
第10章 日本型グリーン・ツーリズム実践の課題
終 章 環境共生の社会学への視座