内容説明
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テレビや映画の普及によって、まるで「映画」のような現実の映像と、事実のような非現実の映像に少なからぬ影響を受けながら現代のわれわれは生きている。過去に遡っても、映像メディアの特性としての「危うさ」によって、現代以上に現実と非現実の境界が曖昧であったといえるだろう。われわれが常識として知っている過去の出来事も、映像によってその社会的事実に影響を及ぼし、それ自体を変化させていることを考慮する必要がある。本書では、写真の発明から映画、テレビ、そしてデジタル時代へ至るまでの映像作品と映像製作者の仕事を歴史的にたどりながら、各々の時代の映像と現実との関係を明らかにしようとするものである。
目次
第1章 写真の登場と近代社会
第2章 映画の誕生―現実と虚構の間で
第3章 社会を凝視する眼
第4章 サイレント映画の相貌
第5章 映像とプロパガンダ
第6章 メッセージとしてのテレビ
第7章 新現実と新しい波
第8章 テレビ世代の虚と実
第9章 映像の共時性と通時性
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