内容説明
日本は急速に貧しくなっています。私はその責任の大半は過去20年に及ぶ日本政府と日銀の政策にあったと確信しています。かつて日銀総裁自身が「2年間の異例な措置」と口にしていた超低金利政策は、2年どころか10年以上続いてしまいました。漫然と「2年限定」だったはずの政策を続け、その結果、日本は昔の東南アジア諸国のような「途上国」になり果てようとしているのです。希望はないのでしょうか? 私は「ある」と信じます。この本は、日本国民の多くが日本の現実に気が付いて、その対処に向かうための指南書です(本書「はじめに」より)。 ●自民党幹事長が動かせるカネ ●途上国の発想 ●噴飯物の年金財政検証 ●大丈夫か? 大阪・関西万博 ●知られていた自動車不正認証問題 ●NHKの偏向報道 ほか
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
templecity
8
メディアが報じていることが必ずしも正しいとは言えないことが、この著で分かる。年金財政は健全と言われているが、実態は厳しい。ビックモーターの不正は一面しか言ってない。元ハナテン中古車センターだった。NHKも政府に忖度した報じ方をしている。 2025/04/25
Ryoichi Ito
4
「日本は急速に貧しくなっている。その責任の大半は過去20年に及ぶ日本政府と日銀の政策にあったと確信しています」「マンションやブランド物には凄まじいインフレ状態だが,漫然と低金利政策を続けた結果,日本は昔の東南アジア諸国のような「途上国」になり果てようとしているのです」著者の危機感には大いに同意するが,日本がIT後進国になったことも大きな要因ではないか。2025/02/15
ホリエンテス
2
既得権益に対する政治とマスコミとの批判。 国が潤っていたころの貯金を食い潰したままの30年でいつしか中堅国になってしまった日本をどうやって改革していくのか。戦争でも起きない限り大きな解体は出来ないのか。 政治家に大した期待が出来ない分、国民を先導するマスコミの期待値が高くなるはずなのだが、全くその気配はない。 むしろYouTubeなどのメディアの方が新しいモノを提案しているような気もする。2025/02/10
るるどん
1
「リミット オブ ノーリターン」もう超えてるかも、日本は。2025/04/30
蟻
1
Audible2025/05/02