感性を科学する

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感性を科学する

  • 著者名:佐藤方彦【著】
  • 価格 ¥3,190(本体¥2,900)
  • 丸善出版(2024/12発売)
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  • ISBN:9784621084304

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内容説明

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「感性」は重要な精神能力です。鋭く、そして豊かにひらめく感覚的能力と考えられています。この感性を、人生の、社会の、さらに産業の発展に大いに活用しようという機運が生まれています。国際的にも、感性をめぐる高等教育の充実が模索されはじめ、日本の大学でも、感性人類学や感性工学などが講じられています。 本書「感性を科学する」では、総合科学的な学問として、デズモンド・モリス(人類学者)、サミュエル・ゼキ(脳科学者)、ノーム・チョムスキー(言語学者)などの主張にも触れています。またピカソやモンドリアンなどの画家、ミロやダリも注目したサルの画やラスコーの洞窟画、レヴィ=ストロース、幻覚剤、禅、エドガー・アラン・ポーなど、感性を考える際のヒントとして豊富な種類のエピソードも交えています。 感性とは何か。生理人類学の第一人者として身体全体のメカニズムを追いかけた著者が、絵画の感じ方や創作をスタート地点として、感性がどのように考えられてきたか解説し、どこから来たか、どのように考えればよいかを提唱しています。

目次

1.ピカソの駄作?比べ
感性への憧れ/絵画の発祥/美人画の感性/明日描く画がいちばん素晴らしい/思春期の影
2 感性論の展開
独断と真理の狭間/混沌たる「感性」/感性と美学/抽象芸術論/「感性」は変わった?
3.感性の定番
感覚の始まり/視覚脳/音の受容/聴覚皮質/触覚/味の感覚/ニオイとフェロモン
4.感性の始まり?
サルの絵/モンキー・ピクチャーの値打ち/サルの画風/純粋無垢な感性/基礎的な視覚価値
5.ネアンデルタールの感性
芸術の落伍者?/ネアンデルタールという人種/ネアンデルタールの感性/先史芸術
6.感性の脳内基盤
感覚から知覚へ/意識の創発/原意識
7.感性と直観
概念形成/知覚の扉/禅の感性/見つめること
8.感性と悟性・理性
概念と意識/チョムスキーの感性/脳と言語/言葉の閃き/閃く概念/科学者の感性

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