怒る一流 怒れない二流

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怒る一流 怒れない二流

  • 著者名:向谷匡史
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • フォレスト出版(2024/12発売)
  • ポイント 9pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784894519398

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内容説明

■「怒らない」と「怒れない」は大違い!

フォレスト2545新書のベストセラー『怒らない技術』を筆頭に
『怒らない○○』という書籍が所狭しと書店に並んでいます。

みんなイライラ怒っているんですね。

無理もありません。
日常生活でのイライラ、社会の不合理に対する怒り、
思うようにならない自分への憤り……。

ところで・・・
「あなたは自分の性格のどこが嫌いですか?」
あるセミナーで著者が参加者に尋ねたときのこと。

驚くべきことに、なんと
「怒れない自分がイヤ」という参加者が多かったそうです。

「怒らない」ということは
幸せな日々を送る「最高の生き方」とされています。
だから、「いかにすれば怒らないですか」
という書籍がベストセラーになるわけです。

それなのになぜ――「怒れない」自分がイヤなのでしょうか?



■「怒れない」あなたの心のメカニズムとは?

――どうして怒れない自分がイヤなのかな?
質問に対する一人の参加者の答えがこうでした。

「だって、頭にきて怒鳴りつけてやりたいのに、それができなくて黙ってしまうから」
そんな自分を嫌悪するというのです。

でも、彼らは「自己嫌悪の本質」を見落としています。
それは「怒れない自分」がイヤなのではなく
「自分をごまかす自分」
というものに対して嫌気がさしているのです。

たとえば・・・
電車の車内で見かけた傍若無人な乗客に対して――
「相手にするだけ損」という言い訳をすることで
「注意したくてもできない自分に対する言い訳」をしていませんか?

これでは
「怒れない自分」に嫌気がさし、さらに「自分をごまかす自分」に嫌気がさすという
ダブルで自己嫌悪に苦しむことになります。



■一流は《怒り》を前向きなチカラに変える!

自分に嫌気がさせば、人生を積極的に生きていくことは難しくなります。
ことに、職場での理不尽に「怒れない」となると
精神的なダメージに加えて出世や仕事の成果にまで関わってきます。

とはいえ、怒ることが好きな人間はそうはいないものです。
怒らなくてすむなら、それに越したことはありません。

しかし、利害が錯綜する社会において、
「私はこうしたい」「こうありたい」という強い意志を持って生きていくならば
必ずどこかで他人とぶつかり立ちはだかる障害物に対して
《怒り》の感情が生まれてくるものです。

あなたの周囲を見回してみてください。
広く世間に目を転じてみてください。
政治家、実業家、スポーツ選手、有能な上司、
さらにはヤクザからホスト、ホステスまで
成功している人は例外なく“熱い人間”のはずです。
“怒れる人々”であるはずです。

成功者は《怒り》をポジティブな
「パワー」「モチベーション」「エネルギー」に変えることでのし上がっていくのです。

本書は
《怒り》をポジティブに活かす方法について、具体例をあげて解説しました。

一読すれば、これまでネガティブに扱われていた《怒り》こそ、
じつはエネルギーの源泉であることがおわかりになるでしょう。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かんちゃん

7
巷では「しばられない」や「頑張らない」などなど、あまり感情を表に出さないことが良しとされている風潮があるが、自分自身はその風潮に多少疑問を抱いてました。良い仕事や良い人間関係を構築するためには、「怒り」というパワーを前向きに前向きに使うことが実は大切であると本書は教えてくれます。でも、怒りを相手に上手く伝えるのって、結構大変ですよね。無関心にやり過ごした方が簡単に思えますが、長い目で考えればしっかりと怒りを伝えてより良い人間関係を構築することが大切なんですよね。2014/05/30

紫砂茶壺

5
僧籍を持つ著者が怒ることを勧める、ということに深い含蓄がある。ナメられないためにも噛みつく姿勢は必要だし、ナメられるのはそうさせてしまっているということでもある。他人が何を考えているのかなんて究極的にはわからないのだから、怒りで自己演出することで自らに有利な状況を作り出すことも罪では有るまい。何より「怒れない」人は言い換えると言うべきことを言うべき時に言えない人だから、全くもって信用がおけない。そう思われないためにも適度に怒ることは必要。2020/02/17

ラッキー

3
怒り方の細々なテクニックも面白かったが、「自分の感情を隠すのは逃げていることだ」という言葉がガツンときた。2014/10/02

Megumi Odajima

2
コンビニで見かけてからずっと気になっていた本。息子への対処法を学ぶ目的で読んだので、実践用メモを取りながら。第5章「相手の心を手玉に取る怒りのレッスン」は実に参考に。手玉に取る、というより自分の叱り方がやる気をそいでいるんじゃないかと悩んでいたので・・・。「君だから厳しいことを言うんだ」「そう言われても仕方ないだろう」「今日は厳しいことを言うけどいいかな」「君が付いていながらなんだ」。逆にやってはいけないのは「絶対優位の立場の者が高飛車になって怒る」。今日から使いますよ!2014/02/09

ササキマコト

2
いくらなんでも怒り過ぎだろ!?Σ( ̄◇ ̄;と内心突っ込んだのはご愛嬌。怒りを有効活用しましょうな本です。怒りはパワーです。そのパワーを無意味に押さえつけるのではなく、有効活用するべし!と説いています。同意できる部分も多々ありました。ただ題材が題材なので仕方ないとは思いますが、何でもかんでも「怒れ怒れ!」と言ってるのはちょっと面白かったです。さすがに怒る「タイミング」と「方法」は大事ですよね。個人的には怒りを表現する「手法」的な部分をもう少し深く掘り下げて欲しかったです。2013/10/19

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