イギリス人の国家観・自由観

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イギリス人の国家観・自由観

  • 著者名:名古忠行【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 丸善出版(2024/12発売)
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  • ISBN:9784621053669

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内容説明

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明治以来日本は、象徴天皇制や議員内閣制など、政治的先進国であるイギリスから政治上の知恵を数多く学んできた。しかし元々イギリスは征服と被征服を繰り返した歴史を持つほど元々好戦的な国民であり、それだけに血を流さずに平和的に争いを解決する方法として、論戦で勝敗を決する議会政治のしくみを発達させてきたのである。イギリスでは日本人が国家と称する政治体を「コモンウェルス」と呼び、モア、ロックやミル、ラスキらによってそのあるべき像が構想されてきた。また、政治の要諦である自由の実現と確保のため、ベンサム、グリーン、ホブハウスらは、様々な自由論を構築し、様々な政治システムを考え出してきた。本書はこうしたイギリス人の、特にアングロ・サクソンの政治的英知と底力とよぶべきものの変遷をたどることで、現代の日本人が自信の国家像を見いだすヒントを提供している。

目次

まえがき
第一部 イギリス人の国家観
はじめに
第一章 イギリス・コモンウェルスの構想
1.トマス・モア
2.トマス・ホッブス
3.ジョン・ロック
第二章 イギリス・コモンウェルスの弁護
1.エドマンド・バーク
2.ウォルター・バジョット
3.J・S・ミル
第三章 イギリス・コモンウェルスの再生
1.T・H・グリーン
2.ウィリアム・モリス
3.ウェッブ夫妻
4.H・J・ラスキ
おわりに
第二部 イギリス人の自由観
はじめに
第一章 古典的自由主義
1.ジェレミー・ベンサム
2.J・S・ミル
第二章 自由放任主義
1. ハーバード・スペンサー
2.チャールズ・ブラッドロウ
3.サミュエル・スマイルズ
第三章 理想主義
1.T・H・グリーン
2.バーナード・ボザンケ
第四章 自由主義
1.ヘンリー・ジョージ
2.L・T・ホブハウス
3.J・A・ホブソン
4.W・H・ベヴァリッジ
おわりに
参考文献
付録 イギリス小史

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Francis

10
17年間も積読してた…。何やってんだか。トマス・モアからベヴァリッジまでの自由主義・社会主義者たちが自由についてあるいは社会・国家についてどう考えていたのかを略述。ただ、一人一人に割いた紙幅が少ないので消化不良気味なのは否めない。もう少し人数を絞って個人の思考をもっと深く掘り下げて書いた方が良かったのではないだろうか。2022/08/14

2
イギリスの政治目的である"commonwealth(共同の富・共通の財産)"を、歴史を追いながら展開していく。読みながら感じていたが、イギリス人の思想には常に「美意識」が内在している。それは芸術と共に国家が成長してきたからではないだろうか。2010/09/13

ぽん教授(非実在系)

0
コモン・ウェルスをトマス・モアからベヴァリッジまで様々なイギリスの思想家の見方を追って説明するという内容。 コモン・ウェルスを保守するバークやバジョットから、積極的自由を与えようとするグリーンやホブハウスまで、イギリスにおける左右がだいたい網羅されているが、両者とも自由を大切にする国家、という点では一致している。 そういう意味でイギリス経験論的な見方を一気に概観することができる良書である。 ただ、サッチャーの新自由主義やブレアやギデンズの第三の道などまで解説してほしかった。2013/04/23

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