101冊の図書館

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101冊の図書館

  • 著者名:池内紀【著】
  • 価格 ¥1,100(本体¥1,000)
  • 丸善出版(2024/12発売)
  • 2025→2026年!Kinoppy電子書籍・電子洋書全点ポイント30倍キャンペーン(~1/1)
  • ポイント 300pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784621051016

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内容説明

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印刷のズレた宝物のカバヤ文庫を読み耽った子供時代から、書店や図書館で活字世界の面白さを知った少年期を経て数多くの書籍に触れてきた著者。縁あって著者の「書架」に集まった国内外の小説から歴史書、落語や芸術、戯曲、随筆、詩、さらには自費出版書までこだわりの101冊を選び抜き、それぞれの本が書かれた背景や著者の心を動かすに至ったストーリーを1冊あたり2~3ページで紹介。週刊誌等の人気連載コラムに大幅加筆。この本であなたの「蔵書」も増やしてみませんか?

目次

飽きない理由 カザノヴァ「回想録」
ニッポン及びニッポン人 兼常清佐「与謝野晶子」
産みの苦しみ 柳田国男「山島民譚集」
世にも意地悪な物語 アンデルセン「童話集」
才くらべ 寺山修司「『一握の砂』補遺」」
怒髪天を衝かずとも 宮武外骨「滑稽新聞」」
活字のオデュッセイアー マクルーハン「グーテンベルクの銀河系」」
往来の詩人たち 室町京之介「香具師口上集」」
虚構が虚構を殺す時 ガルシア=マルケス「族長の秋」
旅人のコモン・センス 宮本常一「忘れられた日本人」
靴底のドラマ シムノン「メグレ督視シリーズ」
ドンの肖像 子母澤寛「遊 奇談」
ほか

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

あきあかね

15
 百一冊の書評集。文学作品を中心に、人文社会系の幅広いジャンルの本が取り上げられている。 まずそれぞれの本の感想に付けられたタイトルが素晴らしい。「往来の詩人たち」(室町京之介『香具師口上集』)、「叡智の年輪」(岡本綺堂『半七捕物帳』)、「靴底のドラマ」(シムノン『メグレ警視シリーズ』)、「活字のオデュッセイアー」(マクルーハン『グーテンベルクの銀河系』)、「虚構が虚構を殺す時」(ガルシア・マルケス『族長の秋』)など、その本の本質と魅力とを鮮烈な一語で切り取っている。⇒2025/02/24

きりぱい

6
著者なりの視点が簡潔で面白いのだけど、多いかなと思ったドイツ文学が意外に少なく、海外文学より日本作家の作品の方が多い。日本のものといってもちょっと独特なものが多くて、正直この先読まないだろうなの本が多い。101冊もあるのに読んだのは13冊しかなかった。知らざる真実に俄然読みたくなったのは『ドン・キホーテ』(これなかなか手が伸びない)。あとは2、3作ほど読みたくなったぐらいかな。和田誠、坪内稔典、シェイクスピア、伊藤整辺りもよかった。2012/03/09

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