内容説明
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本書は、近未来のいわばデジタル世界を先取りし、生命(バイオ)技術を含めて人間に関連する先端科学技術のもたらす効果もしくは負荷に対して、私たちの社会がいかに対応したらよいかを探求する倫理学の本です。構成としては、序章では倫理の根本を押さえつつ、現代社会の中の科学技術システムの位置、科学技術倫理学とその根本問題および三つの基本課題を説明しています。これを受けて第1章から第11章までの各論では、身体・脳・心・社会をめぐって具体的事例をとりあげています。最後の結章では、三つの課題に対応する理論モデルが提案されています。
目次
まえがき
序章 科学技術の倫理学への導入
第1章 予防医学の最高段階としての「先制医療」
第2章 新しい健康概念と医療観の転換
第3章 スポーツを手がかりに考えるエンハンスメント
第4章 モラル バイオエンハンスメント批判
第5章 反社会性パーソナリティ障害者と自由意志
第6章 犯罪者の治療的改造
第7章 動物に対するエンハンスメント
第8章 欲望の中のヒューマノイド
第9章 リスクをめぐる対立構図
第10章 「全能性」倫理基準の定義をめぐって
第11章 研究等倫理審査委員会の位置と使命
結章 三つの基本課題に対する理論モデルの提唱
索引
執筆者紹介
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