《吉川弘之対談集》科学と社会の対話

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《吉川弘之対談集》科学と社会の対話

  • ISBN:9784621301494

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内容説明

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科学の発展に合わせて複雑化する現代社会で、物事を広く俯瞰的・統一的に理解できる科学的思考方法は、社会の事象を理解する上で必要不可欠な手段です。しかし、社会とその変化を感じるために、人々は必ずしも科学を必要としているわけではありません。さらに、科学は厳密さを追求する中でさらに細分化され、専門分野を超えた全体を理解することや、社会との関わりを説明することが困難になっています。科学と社会がより密接な関係になるには、「社会」「科学」の双方から考える必要があるといえます。本書は、吉川弘之・東京大学元総長がインタビュアーを務め、科学技術の各分野で世界をリードする8名の研究者にこの難題をぶつけ、各研究者がどのように考えるかを興味深く語った内容をまとめています。「人間とは何か」という疑問を真剣に考え、真正面から答えようとする科学者たちの真摯な姿勢は、全ての対談に共通していることであるといえます。

目次

はじめに 渡辺 美代子(工学者/科学技術振興機構 科学コミュニケーションセンター長)
第1話 基礎研究から臨床まで【高橋 政代】
第2話 専門語を自然言語に訳す【村山 斉】
第3話 大学改革で実践する新しい対話【三島 良直】
第4話 意見の違いを認めて共に生きる【小林 傳司】
第5話 情報化時代のコミュニケーション【喜連川 優】
第6話 言葉を超える理解の形【西野 嘉章】
第7話 知のコミュニケーション【井野瀬 久美惠】
第8話 人類の進化が投げかける【山極 壽一】
科学者との対談後記 吉川 弘之(工学者/東京大学元総長)

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

kвฅ•ω•ฅТ

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最近科学論まわりを一緒に話してる友人から勧められた一冊。対談形式で読みやすいけど、科学者がSCをどう考えてるかひしひしと伝わってくる。東大博物館の館長さんがいう「教養は与えられるものでなく自分で刈り取るもの」という言葉で、東大系の博物館がやたら解説少ないのにはなるほど裏があったのかと納得してた。2017/04/08

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