内容説明
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植物学者の牧野富太郎は1904年の植物学雑誌に、札幌で外来種のセイヨウタンポポが見つかったことを紹介し、将来日本中にこのタンポポが広がっていくだろうと予言しています。そして今日、確かに都市部を中心として、タンポポといえば外来種ばかりという情況になりました。それはあたかも、日本のタンポポが外来のタンポポに「駆逐」されたように見えますが…… 本書ではこの外来種と在来種の交代現象の実態を明らかにし、その原因をタンポポという植物自体の特性と、生育環境、とりわけ人間の関与した生育地特性との関係からとらえています。<どうぶつ社復刻>
目次
はじめに
第1章 在来種と外来種
第2章 南関東におけるタンポポ調査
第3章 タンポポの生える場所
第4章 10年後の調査から
第5章 タンポポの季節
第6章 生き残り作戦
第7章 交代現象のシナリオと残された課題
付章1 タンポポ調査の調査票と手順
付章2 土地利用形態別タンポポの出現状況
文献
謝辞
復刻によせて
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
かば◎
0
他で読んだ断片的なレポートや身近な観察からも、タンポポに関しては単純に「外来種が在来種を駆逐しつつある」ではないことはある程度知識として持っていて、そのあたりをきちんと確認したくて読む。元が学位論文の改稿とのことで、素人には若干入り込みにくい部分もあるが、「外来種は在来種と入れ替わっているのではなく、人間が作り上げた空白に入り込んでいる」という基本の図式はよく理解できる。最近取り上げられることが多い交雑種に関しては最後の方でさらりと触れているだけだが、最後の「復刻に寄せて」の後書きでも補足説明がある。2017/03/08
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