合意形成の倫理学

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合意形成の倫理学

  • 著者名:加藤尚武【著】
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  • 丸善出版(2024/12発売)
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  • ISBN:9784621080696

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内容説明

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現代社会の様々な問題解決のために、我々は、いかに合意を形成させ、ルール作りを行い、そして正義を確立させればいいのか。そのための最も有効な手段、それが応用倫理学である。本書では、生命操作の行方、安楽死の立法化の検討、環境問題解決のための合意、刑罰・罰則のあり方、金融恐慌の意思決定論の合理性、裁判員制度の「故意と過失」、イスラム教国への武力による西欧型民主主義の押し付けの正当性等々、近年世間を騒がした社会問題を俎上にのせ、応用倫理学の視点から明快な問題解決へのヴィジョンを提示する。

目次

第1章 よい合意とは何か
第2章 意志決定の数学的理論
第3章 最初の合意形成―交易とナッシュ均衡
第4章 相互性の倫理と「善きサマリア人」の倫理―カントとハバーマス
第5章 人間に立法権はあるか
第6章 合意形成の条件
第7章 裁判という合意形成
第8章 法律をつくる合意―代理母を実例に
第9章 最後の合意形成
第10章 異なる文明間の合意形成は可能か
終 章 本書の理論的背景
おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

センケイ (線形)

3
法や制度の理論的根拠を知る有意義さがよく分かった気がする。確かに現行の法や法治国家も、数々の議論の上に成り立っていて一定の質があると思う。しかしそれでも、議論されつくせていないことはゴマンとある。そもそも最近ようやく着目されたり、技術革新によって選択肢に上がり始めたりする議論も多くかるわけで、法や制度もまた生き物なのだ。さまざまな社会問題についての自分の態度を決めるうえでも、このような一冊を押さえておくことが出来て良かった。2018/09/30

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