内容説明
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我々の日常生活において欠かすことのできない漢字は、アジア地域全般の国際的共通文字として今なお広範な地域で使われています。しかも漢字は、メソポタミアの楔形文字やエジプトのヒエログリフなどと並ぶ、世界最長の歴史をもつ古代文字でもあります。 本書では、この漢字の起源や変遷を追跡し、古代から現代までの種々の書体や成り立ちを解説するものです。そして、それぞれの文字が使われた時代、中国あるいはその周辺国家に生きた人々の生活や文化にもスポットを当てていきます。 これまで多くの著書により、漢字の歴史やおもしろさを、たくさんの人々に伝えてこられた阿辻哲次氏。本書はそんな阿辻氏が京都大学で行う人気講義「中国文字文化論」をまとめたものです。漢字研究の最前線のテーマも、具体的な話題を挙げながら大変わかりやすく解き明かしていく、そんな講義の臨場感を損なわないように配慮しつつ、一冊の書籍として編集いたしました。
目次
第一章 日常生活と漢字
第二章 漢字の特徴について
第三章 漢字の起源を考える
第四章 甲骨文字について
第五章 青銅器の銘文について
第六章 戦国時代の文字文化
第七章 文字を記録するための道具と素材
第八章 国家と文字――秦の始皇帝と小篆
第九章 紙の発明と普及
第十章 漢字の学習と教育――『急就篇』と『千字文』
第十一章 日本への伝来
第十二章 印刷のはじまり
第十三章 中国の字典と辞典
第十四章 中国の文字改革
第十五章 現代日本の漢字について
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