内容説明
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二酸化炭素(CO2)の排出を減らして「地球温暖化」を防ごう・・・・そんな触れこみの京都議定書が発効したのは2005年の2月です。では、この6年余りに、CO2対策にお金(と時間・労力)をいくら使い、どんな成果をあげたのでしょう? 財政危機が叫ばれるなか、わが国だけで官民合せ20兆円、世界では100兆と推定されます。しかし、これらの巨費でCO2はまったく減りませんでしたし、地球を0.001℃も冷やしませんでした。 本書「「地球温暖化」神話 -終わりの始まり-」は、地球温暖化の実態を国際機関、大学のデータベース学術論文などに基づいて論じています。果たして、CO2削減は必要なのか、CO2の増加は環境の悪化を招くのか、削減のために投じてきた巨費は妥当なのか? 本書を読んで、ご自身でご判断いただくことを願います。
目次
1章 CO2の調書(1)--悪い噂
2章 CO2の調書(2)--善行録
3章 「地球」温暖化?
4章 CO2の「温暖化力」
5章 つくられた「地球の異変」
6章 繰り返す気温変動
7章 激震--クライメートゲート事件
8章 「IPCCは解体せよ」
9章 CO2削減という集団催眠
10章 再生可能
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
absinthe
151
地球温暖化会議の偏った結論に疑問を投げかけようとする本。CO2の増加を単純に悪と断じる必要はあるのだろうか。また温暖化が仮に正しかったとしても、容疑者はまだまだいるはず。IPCCの執筆者には実績ある研究者どころか博士ですらない大学院生が多く含まれているのはどうしてか?などIPCC報告にも問題が多い。2018/01/28
獺祭魚の食客@鯨鯢
58
「環境倫理」が「正義」となり取り締まる「警察」が世界を席巻するのではないか。科学的に見えながら政治的な陰謀の噂がついて回ります。「持続可能な発展」のためにパラダイムシフトするのに異常気象を理由にするのは簡単だか真偽は疑わしい。言い出した国と一番困る国とでその舞台裏がわかります。 脱炭素社会のためにしなければならないことは山ほどあります。SDGsのメニューを見ると感染症対策も入っています。それほど網羅的(悪く言えば総花的)なのです。 人類の寿命はあとどのくらいなのだろう。「ノストラダムスの大予言」
南北
34
「地球温暖化」は起きているのか、その原因はCO2なのかについて疑問を突きつけた本。今から9年前に出版されているので、データそのものは古くなっている部分はあるが、考え方は現在でもそのまま通用する。と言うより今の方がひどくなっているかもしれない。「脱炭素」に舵を切った結果、エネルギー基本計画では2030年度の電力需要が今より減少するなどというとんでもない予測まで出ている。証拠もないのに安易に信じてしまうのは「地球温暖化」に限ったことではない。思考停止したままではどのみち人類に未来はないと言える。2021/10/15
くも
19
渡辺正さん元気だなぁ。地球温暖化懐疑本。確かにこの本が書かれる前までは、温暖化説にもいろいろ穴があった。懐疑派と戦うことで補正もされてきたので、懐疑派もこの論争をい深めてくれたとはいえる。ただ、ここに挙げられた問題点は今ではほぼ温暖化データからは取り除かれている。2020/10/26
ぷるぷる
7
CO2削減には日本でも兆単位の金が使われたらしい、その割に排出量が増加したと報道されている。しかもメディアの報道自体はどうも「もっと金が必要だ」とか「もっと一般市民の協力が必要だ」という風潮。でも、こんだけお金をかけてもCO2は減ってない。CO2が増えた⇒温暖化に直結するわけじゃない。本当に地球は温暖化しているのか?はまだまだ議論中。IPCCという国際組織が温暖化による利権の獲得と維持のためにデータを捏造している。というのが本書の趣旨かと。現代の人間にとって正しい知識を持つ必要性は増している。2012/09/14
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