内容説明
小説より「嘘でしょ!」な中学受験実録ルポ。
第一志望に合格できる子は3割といわれる中学受験。親子で合格を目指して挑んだ道のりを振り返ったとき、令和の母たちが語る中学受験とは?
教育ジャーナリストおおたとしまさが、子どもの中学受験を終えたばかりの6名の母たちとの対話を通して向き合うのは、終了後の後悔や「たられば」。
「子どもをあんなに追い詰めなきゃ良かった」
「もっと肩の力を抜いていれば」
「併願校を変えていれば」
「子どもの涙を見たくなかった」…
親なら誰もが抱く焦り、恐れ、不安との向き合い方。一生で最も長い数日間の心構え。納得がいく結末に必要なエピローグの描き方。
視野が狭くなりがちな中学受験の渦中、終了組の涙と笑顔から学べるものが多くある。
第1章 過呼吸
第2章 オセロ
第3章 飴玉
第4章 箱入り娘
第5章 三〇万円
第6章 他人事
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
りょうみや
22
第一志望の逃してほろ苦さを味わった6人の母親の体験記とおおた氏との対談。受験前に子供の成長と学校に対する多様な評価軸をどれだけ持っているか、または進学後に見つけられるか。そして中学受験という体験自体に価値を持てるかということ。受験前に本書を読んでおけばだいぶ心の準備ができるのではないだろうか。6人以外にも巻末に多くの体験記、そして「勇者たちの中学受験」に登場した3人の後日談が載っているのもポイント。2024/12/08
Happy Like a Honeybee
3
受験生のフィードバックが良かった 2025/06/12
ゆき
2
過呼吸、オセロ、飴玉、箱入り娘、三〇万円、記憶喪失…章ごとのタイトルが秀逸で、タイトルを見ただけで、ストーリーを思い出せる。 人生における決断の良し悪しは、決断したときの情報量や判断力ではなく、決断したあとの生き方が決める。決断のあと頑張れるかどうかは、もちろんその決断に自分が責任をもてているかどうかが鍵となる。 中学受験は、十二歳にしてそんなことを学ぶ絶好の機会でもある。 そして、この本の嬉しいところは、同著者の『勇者たちの中学受験』の三家族の後日談も『おわりに』に収録されていること。2025/08/22
でやー
2
中学受験でも人生でも世の中は100%の思い通りにはならない、だから面白い。自分の人生も思い通りにならないのに他人である子どもの人生を思い通りにしようなんてことは無理な話。思い通りにならないことを面白がる穏やかさを身につけると子どものありのままを受け入れられる。人生における決断の良し悪しは決断した後の生き方が決める。決断の後に頑張れるかどうかは、その決断に自分が責任を持てているかどうかが鍵になる。2024/12/27
maa
1
中学受験を母親の視点から振り返る本。どんな人でも「たられば」から逃れられないのだと思う。第一志望に受からなければなおさら。それでも、やっぱり自分で選ぶことが大事なんだと実感する。親が励ましのつもりで口を出しても子どものやる気が出ることはないだろう。自分の不安より子どもへの信頼を優先すること。渦中にいるとわからないが、通過点でしかないことを改めて認識する。ゴールは合格ではなく、子どもが納得して進学先を選ぶこと、楽しく通えること。正解はない。ということは不正解もない。勉強するもしないも子どもの人生。2025/10/26
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