ハヤカワ・ミステリ<br> 鼠の島

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ハヤカワ・ミステリ
鼠の島

  • 著者名:ジョンスティール【著】/青木創【訳】
  • 価格 ¥2,750(本体¥2,500)
  • 早川書房(2024/12発売)
  • 夏休みの締めくくり!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~8/24)
  • ポイント 750pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150020101

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内容説明

香港返還まで残り2年に迫った1995年、香港の犯罪組織はニューヨークへと活動の拠点を移そうとしていた。マフィアとのつながりを持つ刑事バークは、組織潜入のために香港からニューヨークへとやってきた。だが、ある日、彼は自身の過去を知る人物と出会い……

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

キムチ

58
早川ポケミス。合えば2段組みびっしりは舌なめずりして読めるのだがこれはダメだった。原題まんまは珍。30余年前の紐育が舞台。香港返還前夜でもある。脛に傷のあるカラムは王立香港警察の警部~ベルファスト生まれ、訛りを残すアイルランド人。中国黒社会を牛耳る中で勢力のある三合会∼十四Kは最大勢力一派。また世界各地のチャイナタウンには堂が存する~差別搾取に対抗すべく支援の組織だがやはり真っ黒。この堂がアイリッシュマフィアと手を組む巨大麻薬密売★その撲滅を目する小さなコマがカラム・・ここまでの形づくりが些か冗漫→2025/04/12

路地

39
アイルランド出身であり香港警察所属だった主人公が、香港ヤクザの恨みを買った挙句にニューヨークで潜入捜査につく。ニューヨークでアイルランド系やイタリア系のマフィアが力を持っていた時代はもっと昔のことかと思い込んでいたのだが、90年代にもまだまだ健在だったことを知り勉強になった。香港返還を機にアメリカに進出する香港ヤクザとの抗争と実際の歴史にも興味を持つ骨太の物語だった。ところで主人公は北アイルランド生まれなので英国籍だと思うのだけど、アイルランド紛争はほぼ触れられなかったな。2025/04/09

星落秋風五丈原

28
アイルランド出身であることを生かして、NYの犯罪組織のボスに気に入られていくカラム。しかし彼等も馬鹿ではないので、盗聴を疑ったり、忠誠と覚悟を確認するために、残虐な行為をわざとやらせる。相手を信用させるには、敢えて悪の行為も行わなければならない。もともとアメリカではアイルランド系の警官が多い。移民としてやってきたのが遅かったため、危険な仕事しか残っていなかった。警察組織としても主流ではなく、出世街道からは外れている。そこへきて、自分を認めてくれる相手が現れれば、たとえ相手が悪の組織でも、ぐらっとくる。2025/03/20

ムーミンママ

6
香港返還が2年後に迫った年。。やらかしちゃった香港警察警部のカラムにニューヨーク市警から協力依頼が。なんとマフィアに潜入捜査をせよ!!とのこと。うわぁ。。なんちゅーエグいことを汗 最初は合わないかな?と思ったけど後半から面白く読めた。 2025/04/16

jolly

6
これはおもしろい。個人的には全員死んで終わるのがノワールでいいんだけど、そこが宗教観なのかなんなのか。ほかの作品も読んでみたい。次男は浪人生になることが決定。長い1年の始まり。2025/03/12

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