内容説明
〔ゴンクール賞受賞〕殺し屋、売れない作家、軍人の妻、がんを告知された男。彼らが乗り合わせたのは偶然か、誰かの選択か。パリ発の航空機がニューヨークに向けて降下をはじめたとき、異常な乱気流に巻きこまれる。乗客は奇跡的に生還したかに見えたが。先読みできない衝撃のエンタメ小説! 解説/斜線堂有紀
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
青乃108号
205
第1部。9組の物語が描かれる。それは俺の記憶に留めておくにはあまりに多い。9組共に同じ旅客機に乗って、乱気流に遭遇したが無事に生還した事がそれぞれさりげなく、ほんの些細な事のように触れられている。そして彼らのもとに現れるFBI。えっ?そして第2部。驚愕の展開が訪れる。まさかそんな。これは想定外だ!別に9組のエピソードは記憶しなくて良かったんじゃないか。しかし。物語はまだ半分以上残っている。9組のエピソードはやはりそれぞれに展開していく。秩序は無視され、バラバラに。しかも倍になって。そして最後の2025/10/05
Kanonlicht
60
章ごとに切り替わる別々の人物の日常は、映画「マグノリア」や「ショート・カッツ」を彷彿させる。職業も年齢も国籍も違う彼らには、唯一、最近搭乗したパリ―ニューヨーク便で乱気流に巻き込まれたという共通点がある。やがて、彼らこそが人類が経験したことのない異常事態の当事者たちとわかる瞬間の衝撃はすごい。しかもそれで終わらず、世界の根底を揺るがす仮説が飛び出し、あげく冗談とも恐怖ともとれるラストシーンにはしばらく放心状態になった。ぜひ連続ドラマにしてほしい。2025/10/29
神太郎
44
気になってた単行本がepi文庫化ですか!?てっきりSFから出ると思っていたのですが。読んでみて「これ、SFって括りだけじゃ説明できない!」って位ジャンルが切り替わりますね。タイトル見るとホラーっぽい。でも、序盤、中盤、終盤とコロコロその作風が変わる。終盤はなんとドラマチックなことか!てかこういう切り口もあるんだなぁ、このジャンルでと唸ってしまった。序盤の長い助走を耐え抜けば面白くなるけどそこまでが長いのが人を選びそうな所。2025/01/13
にいたけ
42
フランスでベストセラー。斜線堂有紀さんが後書き書いてる。全く予備知識無しに読んだ。あらすじ書くのは差し控えるが例えれば、「宇宙人が攻めてきた🤔だけではなくAさんの家に宇宙人がやって来ました。Aさんはどうすべきですかねぇ🤔」「個別にやってくる宇宙人って何?何でうちに来るの?」自分事に考えると見えてくるものがある。その意味はどういうことなのか?意味付けすることは哲学的?なのか?自分が下した判断は正しかったのか?そういう事が怒涛のように描かれる。ミステリなのかSFなのかジャンル分け難しい。着地点わからんから☺️2024/12/22
kousei
34
まさにジャンル分け不能のエンタメ小説。センテンスが長い言い回しに苦戦しながら、登場人物の紹介が延々と続き、アクロバチックな設定が炸裂。オチをどうするのか混迷のまま読み進め深遠なテーマでした。2025/03/28
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