宗教民俗学入門

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宗教民俗学入門

  • 著者名:宮家準【著】
  • 価格 ¥1,870(本体¥1,700)
  • 丸善出版(2024/12発売)
  • ポイント 17pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784621070628

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内容説明

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誕生・成長・死などの人生儀礼、祭り、年中行事、物語などの民俗宗教は、ほとんど意識されていないが、実は我々の心の奥底にひそむ「見えない宗教」なのである。しかも、この民俗宗教は、社会・政治・経済など種々の分野でたくみに利用されている。本書では、直接には宗教と関係しない原風景・衣食住・病気・旅・女性・死生観や鎮守の森・たましいの成長・癒し・遍路など、身近な事例を豊富に取り上げて、我々の心のうちにひそむ見えない宗教の核心を浮き彫りにする。

目次

第一章 宗教民俗学とは
第二章 日本人の原風景
第三章 住居と着物
第四章 食物と薬
第五章 病気の原因と治療
第六章 日本人の旅
第七章 女人禁制と救済
第八章 たましいの成長と癒し
第九章 日本人の死生観
第十章 民俗宗教のコスモロジー
おわりに
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

徳島の迷人

3
日本の民俗のうち、心に関わる分野の学術書。序論等は良いが、全体的には著者の感想文の域を出ない論調。「日本」と一言に言えど地域差はあるし、逆になぜ地域差がないものがあるかとかが知りたかった。だが諸分野の文献が多く引用されており、集めたい文献が増えた。特に、原風景。畏怖であったりある種のエクスタシーであったり、神たるものはそういうのから生まれるのだろうか。2023/03/01

0
米を食する日本人が、米が自分たちの生命力を強くするものだとする価値観を有していたとは知らなかった。2015/08/30

七篠

0
日常生活や習慣、文化といったものが宗教と密接に関わっているということ改めて感じた。軽い興味から読んでみましたが、なかなか面白かったです。2013/05/22

0
着物と包む文化の節で、宮家氏が述べた日本人の気質に目からうろこ。 女人禁制の章があったので、こちらも参考文献として借りてみた。ところがこの章自体の主な参考文献を既に読んであったらしかった(__; 宮家氏は修験道研究の第一人者なので、どうしても修験道が関わってくる感じはあるけれども、私のように、宗教と民俗に興味のある人は読んでみると面白いと思う。2012/12/24

めめたぁ

0
見えない宗教は日常の中に文化・慣習や考え方として、当然のものように浸透している。それを食・病気・旅などの身近なテーマや脳死などの現代の問題から見えない宗教が抽出されている。2009/07/09

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