内容説明
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現代では、経済学の支配的なパラダイムに象徴されるように、経済を倫理学的に捉えようという観点が消えうせ、倫理なき経済の論理が一人歩きしている。今日の経済危機の中で「経済の倫理学」を構想するためには、人々の社会関係のみならず、政策論や公共哲学とも密接に関連しなければ無力である。本書は、まさにこのような関心から出発しつつ、経済の倫理学を展開する試みである。
目次
はじめに 本書の問題意識と構成
第 I 部 戦後日本経済の反省
第1章 倫理不在の経済と経済学
第 II 部 「経済の倫理的考察」の歴史
第2章 アリストテレスからアダム・スミスまで―ヨーロッパ編 I
第3章 ヘーゲルから厚生経済学まで―ヨーロッパ編 II
第4章 江戸時代から第二次世界大戦まで―日本編
第5章 経済を捉える倫理の三つの観点―義務論・徳論・財=善論
第6章 「公私」二元論から「政府の公・民の公共・私的経済」の相互作用的三元論へ
第IV部 経済倫理学の学問的役割―経済学、政治哲学・社会哲学、社会福祉・社会政策論などの架橋
第7章 「進化する経済社会」と倫理
第8章 「好ましい経済秩序」と政治哲学・社会哲学
第9章 社会福祉と社会政策の倫理学
第V部 経済倫理学の社会的役割
第10章 新しい倫理学的思考による人間社会の活性化
第11章 グローバル化時代における経済倫理学の役割と課題
おわりに 公共哲学としての経済倫理学へ向けて
参考文献
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