内容説明
※この商品はタブレットなど大きいディスプレイを備えた端末で読むことに適しています。また、文字だけを拡大することや、文字列のハイライト、検索、辞書の参照、引用などの機能が使用できません。
約20年にわたり200人以上の「ボーダーライン」の患者を診察、治療している著者の集大成ともいうべき一冊。孤独に悩み、愛情を切に求め、それが得られないとなると激しい怒りに押し流されてしまう「ボーダーライン」の青年たちの発症の原因を分析し、最新の治療を紹介する。本書は平成9年に刊行された丸善ライブラリー「ボーダーライン-青少年の心の病い」に、現代青年のもう一つの大きな心の病理である「ひきこもり」と、境界性人格障害の治療で最も注目されている「リネハンの弁証法的認知行動療法」を新たに加筆したものである。
目次
はじめに
序章:現代と人格障害-ボーダーラインを中心として
第1章:ボーダーラインの診断
第2章:ボーダーライン概念の歴史
第3章:境界性人格障害における「見捨てられ感」について
第4章:境界性人格障害の下位分類の試み
第5章:治療は失敗? あるいは成功?
第6章:境界性人格障害の追跡結果と家族遺伝歴
第7章:ボーダーラインの病理の特性
第8章:再びボーダーラインとは何か
第9章:最新のボーダーラインのデータ紹介
第10章:治療について
第11章:最近の境界性人格障害の心理療法
第12章:支持療法について
第13章:力動精神治療について
第14章:認知行動療法について
おわりに




