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内容説明
中世化する21世紀世界
G7で、日本だけが経済成長していないとされるが、本当に正しいのか。
また、なぜそうなるのか。ベストセラー『資本主義の終焉と歴史の危機』で、
長期にわたるゼロ金利を、資本を投下しても利潤が出ない資本主義の「死」と看破した著者。
本書では、シンボルエコノミーがリアルエコノミーを凌駕し、
中世化する21世紀世界を読み解いていく。
古びた理論にしがみつく日本政府や日銀、経営者を批判し、
経済成長率の“まやかし”を明らかにする。
世界に先駆けて「定常状態」に移行する日本経済はどこに向かうのか、
われわれはいかなる選択をすべきか。その答えがここに!
(以下、目次)
第1章 幻想のインフレ時代
第2章 経済成長という病
第3章 リアルエコノミー vs.シンボルエコノミー
第4章 中心の喪失
第5章 作られたバブルと、ビリオネアの増殖
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Go Extreme
2
幻想: 経済成長や個人所得の上昇≠幸福や繁栄 シンボルエコノミー: 経済活動が物質的な価値よりも象徴的な価値に重きを置く概念→日本経済の停滞や問題の根源≒見かけ上の繁栄や象徴的な成功を重視 人口減少と経済:人口減少が経済成の障害・個人所得の上昇は必ずしも経済全体の活性化につながらず 政策: 幻想に基づく政策から脱却→新しいアプローチの創出や社会的な格差を是正するための施策 未来への展望: 持続可能性や社会的な公平性を重視した新しい経済モデル構築 日本の定常状態:複数の要因が絡み合った複雑な状況を反映2025/01/07