AIの政治哲学

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AIの政治哲学

  • ISBN:9784621308257

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内容説明

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AI倫理と同様に、不平等・民主主義・権力・ポストヒューマニズムに関する問題に焦点を当て、人工知能を理解する上で社会的・政治的理論の重要性を提示。前著同様、AIに対する単なる警告や安易な非難を超え、AIの政治についてどう語ればいいのかを分かりやすく、かつ前著よりも掘り下げて解説。人工知能は本質的に政治的であり、人々が関心を寄せる人種差別、気候変動、民主主義と監視社会などの政治問題は、AIをはじめとする技術的発展に照らして、新たな緊急性と意味を持つようになっている。本書は政治哲学というユニークな視点を通して、AIの本質的な政治性を明らかにし、AIという権力によってもたらされる課題に対処するための、豊かな概念的ツールボックスを提供する。

目次

第1章 序論
第2章 自由:AIによる操作とロボットの奴隷
第3章 平等と正義:AIによるバイアスと差別
第4章 民主主義:エコーチェンバー現象と機械全体主義
第5章 権力:データによる監視と(自己)規律化
第6章 非人間については? 環境政治とポストヒューマニズム
第7章 結論:さまざまな政治的技術
参考文献
索引

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

Bevel

2
バーリンやらロールズが出てくるのは最初の方だけで、どちらかというとマルクス、フーコー、バトラーなどが全面に出てくる感じ。とはいえ、個人的に読みたかったのは前者で、消極的自由としての介入の話、ロールズを優先主義と見なして、その観点からAI使用を批判する話など面白かった。AIと原子力は似てるとか、黒人的な代替案の話、「政治と技術を一緒に考える」というスローガンなど。2024/02/13

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