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内容説明
習近平の“危険な夢”の正体が明らかに!
習近平体制3期目で権威主義的・覇権主義的性格を強める中国。世界の関心は「米中対立」「台湾侵攻」などに集まっている。
しかし、「中国共産党」の“指導”により世界2位の経済大国となったこの国が、どんな原理原則・価値観に基づき動いているかを知る人は少ない。
毛沢東を凌ぐ“超一強”体制を築いた習近平は、中国を、中国共産党をどこに導くのか。
長年にわたり中国を内側と外側から観察・分析する社会学者・橋爪大三郎氏とジャーナリスト・峯村健司氏が、中国共産党の歴史を裏の裏まで解剖し、その“本質”に迫る異色の対談。
「これは、ファシズム以上の独裁だ」(橋爪氏)
「実態は、世界最大のスパイ組織である」(峯村氏)
序章 なぜ「中国共産党の研究」が必要か
第一章 「毛沢東」の凶暴性
第二章 狂気の文化大革命
第三章 「改革開放」は矛盾のかたまり
第四章 江沢民、胡錦濤、習近平 三代の角逐
第五章 中国共産党の本質とは
第六章 ポスト習近平の中国
(底本 2024年12月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
tetsu
11
★4 あまり変な書評を書くと中国共産党から目を付けられるかも。権威主義的資本主義なのか。言葉として矛盾している。この先どうなるのかとても興味がある。2024/12/31
templecity
9
中国国民党と共産党が争っていた時に、日本が共産党と色々連携していたが、その後に国民党と共産党が一体となった際に戦争状態になったことは大きな誤り。当時はインテリジェント能力はあったが判断を誤っている。戦後も中国が尖閣諸島の領土主張をした際に、天皇の訪中が控えていたことから抗議しなかったのは大きな誤り。戦後の日本のインテリジェント能力は著しく低下している。国際情勢を正しく判断できる能力が必要である。それにしても中国の汚職は凄いものである。 2025/05/25
sakadonohito
7
中国のこと、中国共産党のことをよく知ろう。という本。結構良かった。漢字圏である日本が西側諸国の中で最も中国に詳しくなってアメリカや西側諸国に助言できるようにするべきだ。橋爪氏・峯村氏共に習近平をアホとは見ていない。政治権力や軍事について非凡であると見なしていて驚いた。世間の評判とは違っていた。確かに福建で主にキャリアを積んできた習近平の台湾に対する執着と準備を甘く見てはいけないと意識を改めた。2025/10/01
fseigojp
7
中国人民軍の暴発が起きるかもしれない その場合、核のボタンはだれが?2025/01/04
guanben
4
毛沢東から習近平に至るまで、彼らが党内に何を残してきたのかをわかり易く解説。「鄧小平」以後のカリスマ性なき統治を余儀なくされた江沢民と胡錦濤の苦労が偲ばれる。江沢民の「三つの代表」思想は、共産党は資本家を打倒しないし、階級闘争もしないが政権は握り続けるよという居直り宣言だという指摘が印象に残る。習近平のパワーの源泉は、前二者とは異なり全党員の総意で選ばれたということ。強すぎて、ポスト習近平が用意されていない点が逆に弱点。さあどうなる。2025/04/21
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