ハヤカワ文庫JA<br> 同志少女よ、敵を撃て

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ハヤカワ文庫JA
同志少女よ、敵を撃て

  • 著者名:逢坂冬馬【著】
  • 価格 ¥1,210(本体¥1,100)
  • 早川書房(2024/12発売)
  • ポイント 11pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784150315856

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内容説明

激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

やな

166
予測不能な展開、途中で読み進めるのが怖くなりながらも読了。平和のありがたさを改めて感じることができた。2025/01/05

あきら

162
これは傑作ですね。 一文たりとも読み飛ばす箇所は見当たらない。 常に漂う緊張感と喪失感。感情を揺さぶり続ける物語でした。2025/02/19

納間田 圭

157
1940年代前半。日本がアメリカを相手にしてた頃。地球の裏側ヨーロッパでも…ソ連とナチスドイツの凄まじい攻防戦があった。こちらも天文学的な人命を費やした。その中で…ソ連が女性を積極性に兵士として登用していた史実を基にしたストーリー。人道を外れた場面描写が多すぎで…とても〇〇。素朴な少女のような彼女達が銃を持った時…異様な目の輝きを見せ敵兵を狩る。女性狙撃兵の精鋭部隊。射撃の瞬間…限りなく無に近づく。極限まで研ぎ澄まされた精神は…明鏡止水に至る。無心の境地で目標を撃つ。そして命中した瞬間に世界が戻ってくる2025/02/12

inami

144
★3.5 2年半ほど前、米海軍特殊作戦部隊の狙撃手だった軍人の書いた戦争回顧録【ネイビー・シールズ最強の狙撃手】を読んだ。その狙撃手も敵からは「ラマディの悪魔」と呼ばれ、国からはアメリカ軍事史上もっとも多くの敵を射殺した狙撃手として讃えられた。この物語は第二次世界大戦、モスクワ郊外の小さな村に侵攻したドイツ軍に、少女の母と村人が惨殺されるというところから始まる。物語は最初から最後まで緩むことなく緊迫した場面が続く。最後にタイトルの「敵を撃て」という言葉の投げかけをどう自分の心の中で受け止めるのか? 2025/01/10

みこ

139
噂に違わぬ面白さであった。戦争に対する著者の思想的なものや説教臭さがなくエンタメとして書かれているので読みやすい。家族や村人がドイツ兵に殺される第一章は鬼滅の刃の第一話のようだし、個性豊かな同級生と共に狙撃兵として成長していく第二章は朝ドラではお決まりの展開だし。終盤でタイトルを回収するシーンは切なさが広がる。著者は本書の重版と現実の戦争に複雑な思いを重ねたようだが、むしろ翻訳されて世界中の人に読んでもらいたい。実写化は厳しいがアニメ化ならどうにかなるかも。2025/01/27

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