内容説明
激化する独ソ戦のさなか、赤軍の女性狙撃兵セラフィマが目にした真の敵とは──デビュー作で本屋大賞受賞のベストセラーを文庫化
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
inami
206
★3.5 2年半ほど前、米海軍特殊作戦部隊の狙撃手だった軍人の書いた戦争回顧録【ネイビー・シールズ最強の狙撃手】を読んだ。その狙撃手も敵からは「ラマディの悪魔」と呼ばれ、国からはアメリカ軍事史上もっとも多くの敵を射殺した狙撃手として讃えられた。この物語は第二次世界大戦、モスクワ郊外の小さな村に侵攻したドイツ軍に、少女の母と村人が惨殺されるというところから始まる。物語は最初から最後まで緩むことなく緊迫した場面が続く。最後にタイトルの「敵を撃て」という言葉の投げかけをどう自分の心の中で受け止めるのか? 2025/01/10
やな
206
予測不能な展開、途中で読み進めるのが怖くなりながらも読了。平和のありがたさを改めて感じることができた。2025/01/05
あきら
166
これは傑作ですね。 一文たりとも読み飛ばす箇所は見当たらない。 常に漂う緊張感と喪失感。感情を揺さぶり続ける物語でした。2025/02/19
Kazuko Ohta
165
恥ずかしい。高校生直木賞の存在を知らなかったのです。だからそれが何なのかを調べるまでは「えっ、高校生作家なの!?」と思いながら読んでいました。そうではないと知ってまた驚く。ロシア人の名前なんて高校生のときはよう覚えんかったと思うけど、むしろ歳を取ってからのほうが片仮名の長い名前は覚えられないか。と、余談だらけになりましたが、第二次世界大戦に狙撃兵として臨む少女の運命は過酷。著者による文庫版あとがきに胸が痛む。「この小説を書かなければよかった」。現実世界では続かなかったロシアとウクライナの友情を思いながら。2026/02/17
KAZOO
165
この作者さんははじめてですが、以前から読みたいと思っていましたがやっと文庫が出たので読みました。本屋大賞と高校生直木賞を受賞したということである意味若い女性の成長小説といえるのでしょう。最後に書かれていますが高橋源一郎さんが4回も読んだということはかなりの誉め言葉でわたしも再読したくなりました。この戦争の行われたスターリングラードを映画化した作品でやはり狙撃手にジュード・ロー(露)とエド・ハリス(独)が狙撃手として出てきたことを思い出しました。2025/08/15
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