内容説明
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実験室で取扱う試薬は多様な市販品を入手できるようになり、その結果、身近な化学物質の基本的性質に疎くなり、その知識不足が予想し得ない事故の遠因になりかねない状況をまねいています。 本書は、実験室でよく使用する単体元素や物質の物理的・化学的性質、急性毒性データを取り入れながら、実験を行っている際に起こった事故例や実際に身のまわりで起きた体験をもとにまとめた、初めての化学実験の参考書です。 具体的な事故例や、化学物質を取扱う際の危険度や注意点などを知識として得ることで、事故を回避することができます。
目次
1 化学実験と事故
2 安全な実験のための基礎知識
3 酸化反応
4 還元反応
5 炭化水素
6 アルコールとフェノール
7 カルボニル化合物とカルボン酸
8 アルキル化とアシル化
9 有機金属化合物
10 アンモニアとアミン
11 不飽和窒素化合物
12 ニトロソ化合物とニトロソ化
13 ニトロ化合物とニトロ化
14 硝酸化合物と亜硝酸化合物
15 ハロゲン化合物とハロゲン化
16 硫黄と化合物
17 セレンおよびテルルとその化合物
18 リン化合物
19 ケイ素化合物
20 ホウ素化合物
21 ヘテロ環化合物
22 有害元素
23 アレルゲンと発がん物質
24 光化学反応とマイクロ波の利用
25 錯形成の利用
事項索引
化合物索引