内容説明
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目からウロコ!一気読み必至のアフリカ講義。
アフリカと言えば、紛争、貧困、飢餓、感染症……。
これらのイメージが間違っているとまでは言いませんが、
アフリカの「現在」はそれらだけではありません。
例えば、以下のような現実をご存じでしたか?
・世界キャッシュレス化ランキング1位はケニア
・アフリカでは感染症よりも生活習慣病が大問題
・アフリカの多くの国で、中国の進出は歓迎されている
・西アフリカで親ロシアの国が増えている
もちろん、アフリカの歴史も平易に解説しています。
ですので、次のようなことがよくわかります。
・アフリカ諸国の国境はなぜ直線状なのか?
・南アフリカのアパルトヘイト、日本はどう対応したか
詳しすぎる「池上解説」も健在です。
・ナミビアの領土、一部が西に延びているのはなぜなのか
・アフリカに派遣された自衛隊の対潜哨戒機は
どのように海賊と漁船を見分けているのか
など、思わず「へぇ」と言いたくなる情報も満載。
東京都立国立高校での白熱授業を書籍化。
高校生から大学生、ビジネスパーソンまで
どなたにも楽しめて、ためになる1冊。
シリーズ最終巻にふさわしい充実した内容です。
(底本 2024年11月発売作品)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホッパー
41
アフリカの歴史について非常に分かりやすく書かれている。他のシリーズも是非読みたい。2025/03/08
あみやけ
38
さすが、池上さん。分かりやすく、勉強になります。僕らの世代はやっぱりアフリカについて、貧困とか差別の印象が強いですよね。でも、21世紀はアフリカの世紀と言われています。知らないことがたくさんありました。きっとこれからどんどん発展するし、対等なパートナーとしてということはよくわかりました。ただ、日本の民主主義、普通選挙、義務教育を当たり前と思ってはいけないなって改めて思いました。それを築いてきてくれた先人に感謝して、大切にしないと。まずはアフリカにもそれらを定着させないとですね。僕らに何ができるか?2025/01/19
33 kouch
28
人類発祥の地アフリカのお話。ジブチ共和国の港駐留睨みビジネスが興味深い。モーリタニア蛸壺漁を日本人が普及したというのが興味深い。食べものとして見なされていなかったとのが、身近に豊富にあり、それが異国民によりビジネスに変わる。地球って面白い。そして半端な先進国よりも大きな技術革新が実現できるリープフロッグという視点も面白い。人口も多くポジティブな要素も多い。宗教的な複雑さも他のエリアより少ないように感じる。これからは頭打ちの東南アジアや中国よりもアフリカの時代なのかもしれない。2025/05/31
ふくとみん
22
盛りだくさんの情報は度重なるアフリカへの訪問によって得られたものだとわかった。アフリカについてこれほど書ける人がいるだろうか。このシリーズ最後の出版とのことで、今まで読み残しているのも読まないといけないと思った。2024/12/25
鯖
20
アフリカで1冊なので、できれば2~3冊かけてやってほしかったなあなシリーズ最終巻。ロシアとちうごくの影響が大きく、今やばいことになってるアメリカUSAIDについても触れられている。援助より投資とあったが、両方いる国も多いだろうなあ。JICAによってモーリタニアにタコ壺漁を伝えたのは中村正明さん。ルワンダとコンゴがきな臭いことになってるけれど、ルワンダの大統領24年も独裁しいてんのか…。やっぱり虐殺も性虐待も独裁も負の側面は拡大再生産になってしまうんだろうな…。面白かった。2025/02/12