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内容説明
なぜ日本だけデフレは慢性化したのか? なぜ慢性デフレは突然終わり、インフレが始まったのか? 異次元緩和はなぜ失敗したのか? そもそもインフレやデフレはなぜ「悪」なのか?
・日本の慢性デフレは現代経済学の大きな謎
・デフレとインフレの統一理論とは?
・カギを握る人びとのインフレ予想
・従来の経済学の常識が成り立たなくなった
・腕力から便乗へ。植田・日銀で大きく変化した政策手法
・日銀の政策金利は、2027年末には2%を超えるところに到達すると予測される
・日銀は人びとが望むだけマネーを供給すべき
多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く。
目次
まえがき
第1章 デフレとは何だったのか
第2章 なぜ今デフレが終わり、インフレが始まったのか
第3章 デフレはなぜ慢性化したのか
第4章 インフレやデフレはなぜ「悪」なのか
第5章 異次元緩和の失敗から何を学ぶべきか
あとがき
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
KAZOO
99
渡辺先生の物価についての考え方をわかりやすく説明してくれている最新著作です。数年前から「物価とは何か」「世界インフレの謎」というご本をものにされてこの分野での著作としては最新の状況が反映されています。今回の著作は今までの3冊の中では一番わかりやすい解説になっていると思います。経済理論から説明されるのではなく物価の最近の事例などが多用されているのがその主たる要因なのでしょう。2025/02/18
きみたけ
71
難しい内容ながら、一般人向けの大学講義のようで勉強になりました。著者は東京大学大学院経済学研究科教授の渡辺努先生。多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレについて、従来の経済学の常識を超え大胆な仮説で日本経済の謎を読み解いた一冊。日本といえば慢性デフレ。その発生原因や、デフレが終了しインフレが始まった由来について解説しています。また、異次元の緩和政策はなぜ失敗したのかについても述べており、とても興味深い内容でした。2026/06/13
Sam
54
前著(「物価とは何か」)は興味深い一冊だったがどこに連れて行かれるかわからない不安を感じつつの読書だった。それに比べて本書はより体系的・網羅的で、旅の目的と旅程が明確なので安心して読める。経済に関する多少の予備知識があるに越したことはないが数式も使われておらずスラスラ読める。物価(インフレとデフレ)についてミクロとマクロを繋ぐ理論としてとても説得力があり腹落ちした。なぜ日本ではデフレが30年も続いたのか、なぜ慢性デフレは悪なのか、といったテーマに興味のある向きにはお勧めしたい一冊。2025/01/17
とくけんちょ
43
いやー、難しい。知識のない私には、なかなかの難読書。でも知的好奇心が上回るレベルの読みやすさ。デフレはダメなん?なんで物価上昇率2%なん?ってシンプルな疑問にわかりやすく答えてくれる。決してケムに巻くことなく、真正面から向き合って、丁寧に答えてくれる。一読して理解しきることのできない私でも、もう一回挑戦しようと思わせてくれる、いい本だ 2025/11/13
よっち
36
なぜ日本だけデフレは慢性化したのか?突然終わり、インフレが始まったのか?多くの謎に包まれた日本のデフレとインフレ。従来の経済学の常識を超え、大胆な仮説で日本経済の謎を読み解く1冊。日本の慢性デフレは現代経済学では異端で、物価と賃金をめぐる奇妙な現象、企業はなぜ価格を据え置き続けたのか、労働者は賃金上昇を求めなかったのか。そしてインフレにいたる過程、それによって物価・賃金・金融がどう変わったのかを検証していて、それらを踏まえたうえでデフレによる価格と賃金の設定が大きな原因だったとする解説は興味深かったです。2025/01/08
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