内容説明
彼らの曲は、当時の何を歌っていたのか。今の何を歌っているのか。そして大人になった僕らに、何を突きつけるのか。令和の今、厳選32曲を改めて読み解く。最期まで、全力で駆け抜けるために。
「弱い者達が夕暮れさらに弱い者をたたく」「夕刊フジを読みながら 老いぼれてくのはゴメンだ」「生まれたからには生きてやる」――彼らの言葉に、今も胸が震えるなら、僕らはまだ大丈夫だ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
ホークス
37
2024年刊。名声を得たものには「なんぼのもんじゃ」で接する。それでも乗り越えてくれば自分にとって本物だ。私にはブルーハーツに対する懐かしさは無い(その頃は会社で窒息してた)。従って感傷も無い。でも今の自分にとっては本物。著者の言う「捻くれない、開かれたセンス」と、甲本ヒロトの生身でぶち当たる姿勢が好きだ。読者は覚悟を促される。「あの頃からまるで変わってしまった自分」と「あの頃からまるで変わっていない日本」の両方を思い知らされると。本書は著者の面倒くさい素の気持ち、甲本に通じる敬意と優しさで書かれている。2025/03/12
タルシル📖ヨムノスキー
29
そういえば結成から40年、解散から30年じゃないかと検索してみたら、こんな本が出てるじゃないですか。ページを捲りながら「そうそうそーだった」とか「なるほどそーだったのか」なんて独り言を呟きながらあっという間に読了。本文〝1985〟の項でこの曲を初めて聴いたエピソードが書かれていますが、そのラジを私も聴いていて、途中で挟まれるセリフというか語り、いや呼びかけに電撃が身体中を駆け抜けたことを今でもはっきり覚えています。あんまり長々と書くのも無粋な気がするので最後に一言だけ、「ぼく今でもブルーハーツが好きだ!」2025/08/10
ゲバオ
5
世代ではないのだが、学生時代 何かのきっかけで狂ったように聴いていたブルーハーツ。 タイトル通り、大人になって改めてブルーハーツを振り返る本著。 色々な経験を経て、改めてブルーハーツの楽曲の歌詞やメロディに迫る本著。 音楽の専門的な話は正直、チンプンカンプンなとこがチラホラありましたが、若い頃には気づかなかった楽曲に込められた意味(解釈)にふられられまた改めてブルーハーツに沼りたいと思えました。 私の好きな楽曲は、「1985」「旅人」「僕の右手」「すてごま」「月の爆撃機」2025/08/25
wtbilly
5
今まで、あんま、どれがヒロト、どれがマーシーの歌詞とか意識したことなかったけど、あらためてブルーハーツの歌詞について考えるいい本です。久々にブルーハーツ聴きたくなりますね。2025/04/20
kj54
4
出会って37年、ブルーハーツについて考え来た時間は人後に落ちないつもりだ。基礎的な音楽理論もわからないから、その点は「なるほどそうなのかな」と思うだけだ。解釈の違い(「ルーレット」はそうじゃねえだろ)はあれど、全体として納得のいく、楽しい本だった。そしてそう「夜の盗賊団」はメロディも歌詞も素晴らしい曲だが、最後の2人の掛け合いと、シャウトが肝なのだ。なぜか忘れていた。2024/12/19
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