竹書房怪談文庫<br> 着ル怪談

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竹書房怪談文庫
着ル怪談

  • 著者名:加藤一【著】/ほか【著】
  • 価格 ¥924(本体¥840)
  • 竹書房(2024/11発売)
  • ポイント 8pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784801942332

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内容説明

持ち主の念が宿る「着るもの」に纏わる最恐の怪異譚52話!

その芸者は鴨居からぶらさがっていました…
「なぜか例の青い着物に着替えて」
そして真っ赤に充血した目玉が――
「青い着物」川奈まり子 より

着物、洋服、帽子、靴、眼鏡…身に着けるものには持ち主の業と情念がいつまでも蠢いている。
真夏の肝試し、Tシャツ姿で参加していたはずの友人が最後に着ていたのは…「赤いセーター」(郷内心瞳)
女子高生の夢に現れる中年男が渡してくる白い布とは…「彼シャツ」(つくね乱蔵)
夜道で遭遇したコート姿の変質者、あるスケ番の不思議な体験…「脱グ怪談」(加藤一)
義母からの着物を手放す度に嫁の運気が上がっていった理由は…「頑張り屋のトモちゃん」(夜行列車)
自分とそっくりな女が着ていたのは見覚えのあるワンピースで…「ドッペルゲンガー」(木根緋郷)
ほか、気鋭の22人が綴る「着る」に纏わる怪異譚全52話!

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

HANA

53
実話怪談アンソロジー。現代人が逃れられない「服を着る」という行為。大体の人が風呂に入っている以外はその行為をしていると思うのだけど、本書では逃れられないそれと直結した怪異ばかりが収められている。割とオーソドックスな怪談から嫌で堪らない話まで収録されているのだが、やはり記憶に残るのは嫌な話ばかりだなあ。ある意味昭和を思わせるような内容とは裏腹の残酷さを秘める「頑張り屋のトモちゃん」やもう著者名を見ただけで身構えてしまうつくね乱造「彼シャツ」等はその極み。平凡な行為、身近にある物が怪異に変わる一冊でした。2025/02/02

eyemu

12
いつも身に着けているもの=衣類なので、凄い呪物になりそう。 この本の中には呪物化した着ルものの怪談がぎっしり。 気持ち悪かった。 最近は怖いよりも気持ち悪い方が、自分の中での恐怖を増長させてる気がする。2025/02/01

ヴィオラ

12
今回はホームタウンさんの2本が良かった。本末転倒かもしれないけど、著者が書いた「実話」の枠を取り払った小説を読んでみたい。 蛙坂須美さんの「帽子とトレンチコートとあいつ」は、あの歌のタイトルに似てるなぁ…と思って検索して、歌詞意外に怖っ!ってなるまでがワンセットか?w2025/01/15

みかん猫

2
衣服関係の怪談、少しでも衣服が絡んでたら良いのでバリエーション豊か。メルカ○のようなフリマで買ったものの怪異があったりしてやはりフリマは信用ならぬ…となったり🙄2025/02/25

こたつ

2
【KindleUnlimited】2025/02/24

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