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内容説明
2024年の日本経済を語るにおいて欠かせないのが、コロナ禍と入れ替わるように訪れた歴史的な円安です。
一時、1ドル約160円までになったこの円安は、日米の金利差によって訪れたとされています。
現在、日本の金利は0.25%、アメリカは4年ぶりの利下げがあって、4.75~5%となりました。日本の金利引き上げは検討されるところであり、円安は落ち着いていくとも思われますが、アメリカの今後の利上げ利下げについては大統領選挙なども関わるため明確な見通しはついていません。
インバウンドの増加で、観光業にとっては円安がプラスに働きました。また、輸出に力を入れる企業では利益が増えた企業もあるでしょう。しかし、アウトバウンドは落ち込み、材料の輸入など海外との取引を行う業種や、その輸入品を材料とする製造業においては大打撃を受けた企業も多くあります。
他にも、得られる利益が低下した外国人労働者が日本から去ったケースもあり、円安は労働力の減少にも繋がりました。労働力不足が叫ばれる昨今では相当な痛手でしょう。いくつかの例を挙げましたが、円安の影響というのはこれに限ったことではなく、枚挙に暇がないほどの困難があったように思います。
しかし日本には、そんな経済情勢をも乗りこなさんとする、輝く個性と確かな実力を発揮する企業があります。
本書『煌めくオンリーワン・ナンバーワン企業 2025年版 ~21世紀を拓くエクセレントカンパニー~』には、そんな逞しく現代の荒波を乗り越える企業の中から21社にご登場いただきました。
その業態は、日本の物作りを牽引される企業から、人々の活躍を応援する企業、言葉の力を借りてより商品のクオリティを高める企業、人の心の奥深く迄支えるような企業など様々です。そんな数々の企業のご活躍をお伺いすることで、個性溢れる彩り豊かな書籍を上梓することができました。
「このような企業があるのならば、まだ日本の未来は明るいのではないか」
本書に巡り合った読者の皆様に、そう感じていただけたのなら光栄の至りに存じます。
最後になりましたが、本書の製作に当たって、ご多忙の中我々の取材に応じ、ご協力を賜りました経営者及びスタッフの皆様、出版にあたりお世話になりました関係者の皆様に、深甚の御礼を申し上げます。
2024年11月
株式会社ぎょうけい新聞社