内容説明
原初の巨人ユミル、神々の父オージン、運命をつかさどるノルンたち、人間の地ミズガルズ、世界樹ユッグドラシル……。ファンタジー等の創作物を通じてなじみ深い北欧神話だが、その全貌はどの程度理解されているだろうか。本書は北欧神話の全体像を、『エッダ』等の原典に忠実に、かつ見やすく提示する。読者はその世界観、巨人や妖精やヴァルキュリャといった諸族、神々とその道具にまつわるエピソード、そして世界の終末ラグナロクまで、基本的な知識をあまさず得られるだろう。北欧神話研究の画期的成果として長年読み継がれてきた、初心者から上級者まで必携の名著。
目次
はじめに/第一部 神々の登場/第一章 世界のはじめ/第一節 原初の代よ/果てなきうつろ 氷と霧の世界と灼熱の世界 牝牛のなめた霜の石/第二節 天地創造──時のはじまり/ボルの息子たち 日月星辰の創造/第三節 アースガルズ/第四節 ヨトゥンヘイム/第五節 ユッグドラシル/第二章 神話に登場する諸族/第一節 巨人族/第二節 アース神族とヴァン神族/第三節 ヴァン戦争/黄金時代の終わり 人質交換 歴史的解釈と構造的解釈/第四節 巨人がアースガルズの城壁を築くこと/八本足の名馬スレイプニル/第五節 ノルン/運命をつかさどる女たち ディース/第六節 ヴァルキュリャ/第七節 アールヴ(妖精)/第八節 ドヴェルグ(侏儒)/クヴァシルの殺害 武器・財宝の製作者/第二部 神々の物語/第一章 オージン/第一節 神々の首領/第二節 オージンの付属物/フリズスキャールヴ ヴァルホル オージンの動物 オージンの宝物/第三節 戦いの神オージン、死の神/戦士の庇護者 エインヘリャル 戦死こそ名誉/第四節 知恵の神オージン/ルーン(文字)の発明 ミーミル 詩芸の起こり/第五節 呪法の神オージン/降霊術師オージン/第六節 オージンの妻子/恋の狩人オージン 諸王の祖オージン──王家の神話的起源/第二章 ソール/第一節 神々と人間の守護神/第二節 ソールの付属物/タングニョーストとタングリスニル ミョッルニル/第三節 巨人を退治する神ソール/ソールとフルングニルの決闘 ソールのゲイルレズ訪問 「スリュムの歌」 ソールの惑わし──ソールのウートガルザ ロキ訪問 ソールのミズガルズ蛇釣り/第四節 ソールの妻子/第三章 ニョルズ/第一節 富の神/第二節 ニョルズとスカジの結婚/第三節 ネルトゥスとニョルズ/第四節 祭祀王ニョルズ/第四章 フレイ/第一節 豊饒の神/フレイ王/第二節 フレイの付属物/第三節 ゲルズを恋するフレイ──「スキールニルの旅」/第五章 バルドル/第一節 美しのバルドル──理想の貴公子/第二節 バルドルの死/第六章 その他の男神たち/第一節 ホズ/第二節 ヴァーリ/リンド/第三節 ヴィーザル/第四節 フォルセティ/第五節 テュール/第六節 ヘイムダッル/ロキの仇敵ヘイムダッル 人間の祖リーグ ヘイムダッル/第七節 ウッル/第八節 ブラギ/第七章 ロキ/第一節 巨人族出のアース/第二節 変身と奸智の神ロキ/魚網の考案者ロキ 縛められた神ロキ フレイヤから首飾りを盗むロキ かわうその賠償/第三節 女巨人との子供──ヘル、ミズガルズ蛇、フェンリル狼/第八章 アース女神たち/第一節 フリッグ/第二節 フレイヤ/第三節 イズン/不老のりんご/第四節 ゲヴュン/第五節 その他の女神たち/サーガ エイル フッラ フリーン グナー スノトラ ショヴン ロヴン ヴァール ヴォル シュン スカジ/第三部 ラグナロク/第一章 世界の混乱/第二章 諸神の運命/第三章 世界の新生/解説 菅原邦城『北欧神話』(一九八四)と北欧神話研究(小澤実)/参考書誌/写真・図版出典一覧/北欧神話諸系図/北欧地名にみる主要三男神/索引
感想・レビュー
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榊原 香織
ひでお
Go Extreme
Ta283
Mits




