内容説明
日本で1番多くの歌い手と共演した音楽家が語るかつてない“究極のボーカル論”――。真の「優れた歌い手」は何が凄いのか? 音程やリズムが正確な「うまい歌い手」であっても、それだけでは時代も世代も超えて人々の心を揺さぶる「優れた歌い手」ではない。彼らはテクニックではなく、もっと大切なものを音楽に宿しているのだ。1970年代から音楽界の第一線でアレンジャー・プロデューサーとして活躍し、日本で一番多くの歌い手と共演した著者が、松任谷由実や吉田拓郎、松田聖子、中森明菜、斉藤由貴、玉置浩二、MISIA、一青窈など、優れた歌い手たちの魅力の本質を解き明かす。
目次
はじめに
第一章 松任谷由実
第二章 吉田拓郎
第三章 時代を変えたパイオニア
第四章 80年代アイドル
第五章 男性ボーカル
第六章 女性ボーカル
第七章 歌い手を生かすプロデュース術
第八章 未来を託したいアーティスト
おわりに
歌い手年表と武部聡志の仕事歴
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
rico
82
私がお小遣いで最初に買ったLPレコード(!!)は、ユーミンの「コバルトアワー」。全てが新しく鮮烈でした。それから半世紀、長年プロデューサーとして多くのミュージシャンを支えてきた武部さんが、人々を魅了してきた素晴らしいシンガーたちについて語った一冊。ユーミン・拓郎からYOASOBI・ミセスまで。武部さんの一人ひとりへの評価は、うんうんと肯くことばかり。ちょっと聴いてます程度の私でも、それぞれの歌が耳に浮かび、よみがえってくるあの頃の記憶をたどりつつ読了。幸せな時間でした。歌のある世界に生まれてきて良かった!2025/10/20
けんとまん1007
65
好きなアーテイストが沢山取り上げられていて、とても楽しい1冊。声、技術、音楽性など、いろいろな観点から述べられていて、素人なりにも頷ける点が多い。やはり、一つの時代を作る人(現在進行形の方もたくさん)には、それなりのものがあるのだということ。あとは、人との出会いもないと・・・と思う部分も多々ある。取り上げされている中で一人だけとなると、やはり吉田拓郎さんだな。2025/05/23
Karl Heintz Schneider
42
ユーミン・宇多田ヒカル・YOASOBIそれぞれの時代を彩った歌い手たち。彼らの歌声がなぜ私たちの心に響くのか。50年以上にわたって彼らのプロデュースをしてきた筆者がその謎を解き明かす。ユーミンより歌のうまい歌い手はいくらでもいる。ぶっちゃけ彼女は歌がヘタである。でも無機質で平板な歌い方だからこそ歌詞や歌の世界観が入ってくる。「人ごみに流されて変わってゆく私をあなたは時々遠くで叱って。」「どうしてなの?今日に限って安いサンダルを履いてた。」「ゆるいカーブであなたに倒れてみたら、何も言わずに横顔で笑って。」2025/05/28
tosca
35
1970年代から編曲やプロデューサーとして多くのミュージシャンと仕事をしてきた著者が、ユーミンや中島みゆきからアイドルまで多くの歌手の魅力を語っている。一緒に仕事をしたミュージシャンだけではなく、直接関わっていない人についても書かれている。矢沢永吉を取り上げてくれたのは嬉しかった。読友さんのレビューがなければ手にしていなかった本。聖子さんと明菜さんの比較もあり、KingGnuや髭男も取り上げてくれていて楽しく読ませていただきました2024/12/08
ちゃっぴー
16
1970年代頃より編曲家、プロデューサーとして活躍してきた著者のボーカル論。ユーミンだけでなく時代を変えたパイオニア・80年代アイドル・男性ボーカル・女性ボーカル等各章で多数のボーカリストを論じている。テクニックがある上手い歌い手であっても人の心を揺さぶる優れた歌い手ではない。第一線で活躍した歌い手にはそれなりの理由があるようだ。そんなに凄いのかと思ったのが玉置浩二。2025/06/17
-
- 電子書籍
- 恋愛感情のまるでない幼馴染漫画【電子限…
-
- 電子書籍
- 真夜中の管理人【タテヨミ】第18話 p…




