雪娘のアリアナ

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雪娘のアリアナ

  • ISBN:9784092906778

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内容説明

雪と氷の冷たい世界の心温まる不思議物語。

12歳の少女ターシャはある出来事からすっかり心を閉ざし、祖父が農場を営む山村で家族と静かに暮らしていた。
初雪の日、心をこめて作った雪娘に「友だちになってくれたらいいのに」と願うと、その夜、不思議なことに、雪娘に命が宿る。毎晩その雪娘のアリアナと過ごし友情を育む中で、ターシャは明るくて好奇心旺盛だった元の自分を取り戻していく。しかし、その冬はいつになく厳しく、祖父の病気も悪化。周囲の人々も春の訪れを待ち望むが、冬が終わることは親友のアリアナとの別れも意味していた。
ロシアの民話「雪娘」をモチーフに、少女の成長と友情を描いたファンタジー。
著者は『The House with Chicken legs(日本語版:「ヤーガの走る家」)』でカーネギー賞のショートリストにノミネートするなど、民話から着想を得て生み出した作品に定評がある。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

かもめ通信

17
12歳の少女ターシャは、農場を一人でやっていくことが難しくなったおじいちゃんと同居するため谷間の村に両親とともに越してきた。本格的な冬にそなえて、農場の仕事は大忙しだが、ターシャははじめて見る雪に大興奮!おじいちゃんと一緒に雪娘をつくることに。雪だるまじゃなくて雪娘!できるだけリアルに本当の女の子みたいに!素晴らしい出来映えの雪娘を前にターシャはある願いごとをした。ロシア民話に登場する雪で作られ命を吹き込まれた少女雪娘に着想を得て紡がれるのは、美しく厳しい冬の自然をバックに語られる少女ターシャの成長譚。2024/12/24

☔︎ kosame ☔︎

2
図書館本。最近読書に身が入らず読まずに返そうか悩んだが、現実世界で大雪に見舞われたのでせっかくなのでと読んでみた。信頼する勇気がテーマ。人を信頼するってすごく勇気のいること。大人になるとどんどん出来なくなること!笑 主人公の成長に関心。楽しい事や好きな事、小さな冒険を積み重ねて、そのきらめきがまた人を信頼する勇気に育つ。見習わないとなぁとしみじみした。2025/02/08

風池

0
素敵な装丁。中の絵も雰囲気にあってました。前に進もうという、冬にぴったりのお話。ドラえもんもちょっと思い出したりした🤭2025/02/23

ねこ

0
Xでこの季節にオススメされているのを見て購入📘 たくさんの勇気や優しさで溢れた物語です 1人で挑むことが勇気だと思われがちだけど、誰かに助けを求めることも強さの一部なのだなと感じました 2024/12/20

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