中公新書<br> イノベーションの科学 創造する人・破壊される人

個数:1
紙書籍版価格
¥1,012
  • 電子書籍
  • Reader
  • ポイントキャンペーン

中公新書
イノベーションの科学 創造する人・破壊される人

  • 著者名:清水洋【著】
  • 価格 ¥1,012(本体¥920)
  • 中央公論新社(2024/11発売)
  • 2026年も読書三昧!Kinoppy電子書籍・電子洋書 全点ポイント30倍キャンペーン(~1/12)
  • ポイント 270pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784121028310

ファイル: /

内容説明

経済成長の起爆剤として期待されるイノベーション。
将来への新しい希望であると同時に、「創造的破壊」と言われるように、人々のスキルや生活の基盤を壊す側面もある。
本書は「人」の観点から検討し、創造の促進は元より、破壊の打撃を軽減する方策を考察する。
創造する人、破壊される人の特徴とは?
抵抗と格差を縮小する教育投資、ミドル・シニア層のリスキリングとは?
希望と幸せのための二つのリスク・シェアとは?

 ■目 次■

はじめに

第1章 イノベーションとは何か
1 「創造的破壊」としてのイノベーション
2 不確実性がつきもの
3 創造の恩恵と破壊のダメージには時間差がある
 
第2章 創造する人の特徴
1 創造性は才能なのか、環境なのか
2 動機づけ次第で創造性が変わる
3 誰がイノベーションを生み出すのか
4 「創造的破壊」の張本人は誰か
 
第3章 破壊される人は誰か
1 誰が破壊されやすいのか
2 どのような人が破壊されてきたのか
3 破壊されるインパクト
 
第4章 新しいモノゴトへの抵抗
1 抵抗を生むイノベーション
2 政府はどちら側につくのか
3 抵抗がなくなる条件
 
第5章 アメリカ型をマネするな
1 世界をリードするイノベーション大国
2 広がる格差と増える絶望死
3 どこかに正解がある?
 
第6章 自己責任化する社会
1 リスクの取り方、分散の仕方
2 個人が引き受ける破壊リスク
3 広がる自己責任と、狭まる「他者への責任」

第7章 創造と破壊のためのリスク・シェア
1 政府の再分配
2 リスク・シェアのさまざまな可能性
3 イノベーションを方向づける
 
おわりに
謝辞
参考文献
註記

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

おせきはん

32
イノベーションというと、つい良い側面のみに注目してしまっていましたが、仕事を失う人の立場も考えなければならないことに今さらながら気づきました。自己責任と片付けず、リスキリングの過程においては、新たなスキルを学ぶ機会だけでなく、その間の生活を下支えする仕組みも大切になると思いました。日本の強い雇用保護が、米国で主に誕生する破壊的イノベーションとは親和性が低いことも理解できました。2024/11/24

よっち

22
経済成長の起爆剤として期待されるイノベーション。「人」の観点から検討し、創造の促進は元より、破壊の打撃を軽減する方策を考察する1冊。イノベーションは将来への新しい希望であると同時に、「創造的破壊」と言われるように、人々のスキルや生活の基盤を壊す側面もある。創造する人、破壊される人にはどんな特徴があるのか。またイノベーションには必ず既得権益の抵抗があって、以前は利益を保護していた政府も変わりつつあること、リスキニングとはいっても意識改革含めた自己責任化しつつある社会で、それを考えるいいきっかけになりました。2024/12/14

zoe

20
イノベーションによる創造と破壊。破壊される側の抵抗で、お互いの技術が向上することがある。暴力的な抵抗がある場合も。ついに技術が淘汰されるときは、リスキリングをしないといけない。リスキリングしなくてもよい汎用的な仕事は、世の中になんでも応用可能な高い仕事なのか、どこでも誰でもできる低い仕事なのか。こういう話を考えていっていつも自分の思考が行きつく先は、ソフトとハードのバランス。パソコンを作る側がいなくなったら、使う人の仕事は全てなくなる。食料つくる人がいなくなれば、食べるものがなくなる。2025/03/30

武井 康則

13
イノベーションとは、経済的な価値を生み出す新しいモノゴトと著者は定義している。ならば経済的な変化は全てイノベーションということになる。変化すればその恩恵を被る人も、被害を受ける人もいる。本書はその創造的破壊のために被害を受けた人をどうするかを中心に据えている。経済に変化がなければ、社会に発展はない。しかし被害を受ける人が反対したらイノベーションは潰れるかもしれない。格差も大きくなるだろう。しかし最近はその被害を自己責任で済ます風潮が大きくなっている。そんな問題を取り上げている。2025/03/02

預かりマウス

6
副題のとおり、イノベーションによって破壊される人、即ち陳腐化した産業の従事者や技術の保持者が、イノベーター以上に、本書の半分以上のテーマとなっている。最初は少し論理の飛躍というか説明不足を感じる部分もあったが全体的には読みやすかった。第五章のポランニーの理論の紹介のあたりが、現下のトランプ関税、保護主義の勃興の説明にもなるように思えて最も興味深かった。本書の主張は平易で提言は月並みなのだが、それでもイノベーションにまつわる経済的、社会的な現象の要点をおさえることができ、近現代史の一つの見晴らしが得られる。2025/04/12

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/22233743
  • ご注意事項

最近チェックした商品