内容説明
六十代の主婦・雅美は、大谷選手の書いたマンダラチャートを真似て、マス目を埋めてみる。
もし、人生をやりなおせるならば、「女性が胸を張って生きられる世の中にしたい」。
そう記した途端、雅美はマンダラチャートに飲み込まれ、中学生に戻ってしまう……。
同じくタイムスリップした、かつての憧れの人・天ヶ瀬とともに昭和の古くさい価値観を変えようと、奮闘する雅美だが……。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。
さてさて
336
『もしも、もう一度人生をやり直せるならば、自分の人生を邪魔するものは一切合切排除してみたい…だって人生は一度きり』。そんな思いの先に『やり直し』の人生に挑んでいく雅美と天ヶ瀬の姿を描くこの作品。そこには、二作目の”タイムスリップ”を描く垣谷美雨さんの安定感ある物語が描かれていました。”『男女平等の世の中になっていると心底信じていた』主人公・雅美の戸惑いが色濃く描かれるこの作品。昭和の時代の理不尽な価値観が当たり前に描かれる物語の中に、この先に続くのが本当に今の時代なのかと驚いてもしまう、そんな作品でした。2025/08/26
旅するランナー
249
大谷選手の目標達成マンダラチャートの中心に「女性が胸を張って生きられる世の中にする」と書いた63歳の主婦がタイムスリップ。中学生から生き直すが、昭和な価値観に翻弄される。誰でも時代に流されて生きていて、主人公が遭遇する逆境を切実に感じる。男たち、もっと自由に生きようよ。女に女らしさを強要しないでよ。思慮深く聡明で努力家で、そして愚かで大胆なわくわくした大人になろうよ。という作者からのメッセージをしっかり受け取りました。2025/01/22
いつでも母さん
201
「大谷選手と比べてる訳じゃないのに、あぁ、この夫とはもう嚙み合わない。」って私の心が言っている第1章から24章まで垣谷さんの筆に乗せられ面白く一気に読んだ。多分こんなタイムスリップはないよねと思いつつ、一度きりの自分の人生・・中2の頃に戻って私も一緒に憤ったり応援したり、やり直すのだ。面白いのはタイムスリップ仲間がいたこと。その彼もまたやり直すのだ。どこに着地するのかと思ったら、まさかの、いや、やはりのワクワク感に満足の読後感。ふふ、その後の2人が気になるところだ。2024/12/11
hirokun
192
★3 今年最初の読書は、垣谷美雨さんの作品。私もビジネスマンとしての人生を終えた年金生活者であり、今一度人生を送り直すとすればどんな人生を送りたいかと考えたことはあるが、こんな生き方がしたかったと特に思いつくことはなかった。家族との時間の持ち方、妻との接し方については変えるべきことはあるが・・。作品を読んでいく中で、確かに昭和の時代は、男尊女卑の風潮が、色濃く残っていたにもかかわらず、それほど意識することなく生活してきたように思う。今後の世界が、誰にとってもより暮らしやすい時代になることを望む。2025/01/01
Karl Heintz Schneider
184
主人公の雅美は63歳の主婦。家事も手伝わず、妻を蔑む夫に辟易していた。そんなある日突然、中学生時代にタイムスリップしてしまう。再会した、かつて憧れていた男子・天ヶ瀬とともに新しい人生を生きなおそうと試みる。話が右往左往して着地点がつかみづらい。終盤で安住の地を得たかと思いきや、そこでもグダグダして・・・。最後は主人公が理想とする未来にたどり着いて、めでたしめでたし、とはならないのが垣谷美雨さん。正直、終わり方にはモヤモヤが残った。2025/02/04
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