内容説明
コンゴ、ウガンダ、ガーナ、ブルキナファソ、コートジボワール……アフリカ各国で著者が出会ったのは、なんと日本の新宗教を信じる現地住民たちだった。統一教会、創価学会、真如苑、崇教真光、幸福の科学、ラエリアン・ムーブメント、天理教などを信じる彼らの生活や思い、現地での実像や人気の理由に迫る、唯一無二のルポ。その後の情報を追記し、新章を増補。解説 安田峰俊
目次
まえがき/第1章 ラエリアン・ムーブメント/「科学は宗教に代わる」/ラエリアンとの出会い/テレパシー交信/モットーは「強制しないこと」/ラエリアンはフリーセックス団体か?(アフリカでの事例)/「他者を愛する前に自分自身を愛さなければいけない」/ラエルのアフリカ賛美/どうしてラエリアンになったのか/ラエリアンに魅せられるアフリカ的な理由/第2章 幸福の科学/東大卒、元商社マンの教祖/ウガンダと幸福の科学/宗教が大好きな国、ウガンダ/幸福を求めてウガンダへ/ウガンダ仏教センター/バハイ教の礼拝堂/大川隆法のウガンダ大講演会/東アフリカ最高学府にて/ウガンダ在住の日本人天理教信徒/幸福の科学ウガンダ精舎/インド人に「仏陀再誕」を質問/宗教の目指すものはみな同じ。そしてそれは自分次第……/第3章 真如苑/唐突な真如苑信者との出会い/積極的な「オタスケ」活動/ジャックの自宅にて/真如苑ボボジュラソ支部/アフリカ人初の真如苑信者/第4章 崇教真光/「お浄め」をするアフリカ人/リスナー二億人の国際ラジオで紹介される崇教真光/真光のアフリカ的な魅力/「宗教施設」ではなく「道場」/ツキナミサイ(月次祭)に参加/コートジボワールの内戦と崇教真光/「アビジャン・ダイドージョー」/第5章 統一教会/合同結婚式でアフリカに嫁いだ日本人女性/日本人宣教師がブルキナファソに統一教会を伝道/アメリカ留学帰りの副会長/文鮮明の死/「よさこい節」を伝道しに来た統一教会の宣教師/なぜコンゴ? /統一教会でつながるコンゴと日本/旧統一教会のアフリカ宣教活動──文庫版追補/第6章 創価学会/六〇年代からアフリカに注目/ブルキナファソの勤行/アフリカで広宣流布/アフリカで宗門批判/日蓮正宗とガーナ/ガーナ到着、まずは創価学会へ/アフリカ人法華講員/日蓮正宗ガーナ・アクラ闡明山法華寺/学会員はアフリカの仏教者/文庫版新章 日本に進出するアフリカの新宗教/埼玉県のイスラーム神秘主義教団/セリン・トゥーバの家へ/私服警察と多文化共生/セリン・トゥーバの家の機能と目的/集会に来る日本人/「こんなところにセネガル人」/あとがき/文庫版あとがき/解説 中国、アフリカ、新宗教 安田峰俊/参考文献
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おいしゃん
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