内容説明
ゆずりは相続法律事務所は、その名の通り相続問題を専門にしている。ありえない額の報酬を要するにも関わらず、依頼はひっきりなし、顧客満足度は100%を誇るという。代表を務める弁護士の竜胆杠葉は、脱法的ともとれる強引な手腕で、数々の困難な依頼を解決してきた。愛猫家の老人は、ペットに全財産を相続させたいと、無理難題を要求するが……。破天荒な弁護士の縦横無尽な活躍を描く、全く新しい相続ミステリ!
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
よっち
22
どんな相続問題もズバッと解決する相続関係専門のゆずりは相続法律事務所。型破りな弁護士の縦横無尽な活躍を描くリーガルミステリ。脱法的ともとれる強引な手段で、数々の困難な依頼を解決してきて、ありえない額の報酬を請求するにも関わらず、依頼はひっきりなしの竜胆杠葉。そんな事務所に持ち込まれる、ペットに財産を相続させたい愛猫家の老人、デジタル遺品や、消えてしまった相続人、断固拒否する相続人。一見難題と思える案件に法律事務員の蓮里とともに向き合って、考え抜いて顧客からの期待に応えていく展開はなかなか面白かったですね。2024/12/16
もも
4
最初の方は、なかなか入り込めなかったけれど、だんだん面白くなりました。2024/12/29
ドットジェピー
4
面白かったです2024/11/30
ジニー
4
★★★☆☆2024/11/27
GuRu
2
今年最後の本。 相続関係の法律の物語だから難しけど、すごく面白くて読みやすく良かった♪♪ 今の時代だからかデジタル遺品の相続もある事を初めて知った!!これからは多くなっていくんだろうな……。 『私たちが、勝つべきところは、ネット社会の多数決じゃない。現実社会の、法律上の争いだ。そこで私たちは、絶対負けない。』さすが顧客満足100 %の法律事務所。 罪を犯した人間のことは、すべて否定しても構わない。なぜなら、この人は罪を犯したから…。犯罪者を叩くことは正義だから。一番刺さった言葉。こわい社会だ。。。2024/12/31