ソーニャ文庫 デスゲームの黒幕を愛の力でなんとかする方法

著者名：クレイン【著】/イトコ【イラスト】

イースト・プレス（2024/12発売）

• ISBN：9784781697789

内容説明

「僕のそばにいる限り、大切にしてあげるから。いい子にしていてね」



王立魔術学院卒業の日、マリオンは突如デスゲームに巻き込まれてしまう。

その黒幕は二年前に卒業した公爵子息のセルジュ。

マリオンは誰も殺さず自分も殺されないよう必死に立ち回ったものの、

結局は死んでしまった……が、気付けば入学前に時間が戻っていた！？　

マリオンはあの惨劇を繰り返させないために、

デスゲームの開催理由であったセルジュの妹の死を防ぐため奔走する。

しかしなぜかセルジュにまとわりつかれ、

強引に婚約者にされ純潔までも奪われてしまい……。



サイコパス黒幕公爵×魔術偏狂令嬢、

愛か死か、究極の選択から生まれるタイトロープロマンス

【目次】
プロローグ　婚約者はサイコパス

第一章　デスゲームの終わり

第二章　未来を変える方法

第三章　人はそう簡単には変わらない

第四章　愛の力でなんとかする

エピローグ　黒幕の独白

あとがき

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

[たまきら]

デスゲームという言葉を知らなかったので、なんだろうと手に取り…人として色々不適合なところのある男性と、一途な研究者として死んだ（殺された）ものの、瞬時に状況判断してセカンドターンを発動させ、懸命に人を守ろうとするまっすぐなヒロインのドタバタロマンス（ホラーテイスト）を愛でました。いや～笑った笑った。ダークな世界観を楽しめる人には是非。セックス描写があるので、苦手な方は気をつけて。KUにて。

2025/11/25

[さっきぃ]

魔術にしか興味のないマリオンが同級生たちを殺し合わせるデスゲームに巻き込まれ死亡した１回目の人生をやり直すために２回目の生で奮闘する話。ヒーローがとにかくサイコパス。人を殺すことをなんとも思わない。そんなヒーローに執着されたマリオンは、デスゲームの黒幕だった殺人鬼のヒーローに怯えまくるけれど、あっという間に婚約者にされる。平民育ちのヒーロー妹シャルロットがマリオン推しすぎていいキャラ。そんなシャルロットに冷たい目を向けられるヒーローの図がおもしろい。最後の黒幕の独白が恐ろしい。人は変わらない。

2025/11/11

[コウディー]

80/100 非常に面白かった！ ​ヒロインの誠実な正義感と絶妙な乙女心が同居するキャラクターに魅了された。 ​デスゲームを生き残り時間を遡行したヒロインが、家族の愛を実感し、自分の傲慢さを反省して周囲に関心を持ち、優しい人間になることを決意する序盤のシーンは、その誠実さが滲み出ていて一気に引き込まれた。 ​一方で、パーティーでセルジュに耳元で囁かれ、耳を真っ赤にするシーンは、乙女な一面が垣間見えてこちらまでドキドキ！このギャップがたまらない魅力！

2025/12/04

[ルーシー]

卒業式の日にかつて自殺した同級生の復讐と生き返りのために開催されたデスゲームに巻き込まれ死んだはずが３年前に戻っていたヒロインは今世ではその同級生を守り、デスゲームの黒幕を更生させようと頑張るが…。 作者様買いです。 自分が殺される原因となった人と向き合う勇気や前世では気づかなかったものに気づき成長するヒロインがとても素敵でした。才能・地位・容姿も兼ね備えた性格破綻者は最強でした。

2024/12/08

[海星梨]

KU。サイコパス隠してるところがバレてヒロインの心が壊れて完全拒絶して身体は確保してるけど精神的には逃げられる未来しかないのがちょっと。ちゃんと隠し通してね。でも、みたいのはそうなった時のヒーローの反応なんだよなぁと。いやこいつはヒロインの記憶に残らないようにヒロインを殺してから第二回デスゲームを開催して時間を遡ってやり直すだろうな……。

2025/12/06