現代版 社会人のための精神保健福祉士(PSW) - あなたがソーシャルワークを学ぶことへの誘い

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現代版 社会人のための精神保健福祉士(PSW) - あなたがソーシャルワークを学ぶことへの誘い

  • 著者名:青木聖久/田中和彦【編著】
  • 価格 ¥2,200(本体¥2,000)
  • 学文社(2024/11発売)
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  • ISBN:9784762029547

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内容説明

社会人としての経験、ストレングス(強み・長所)を活かし、
精神保健福祉士(PSW)になることの魅力と可能性を紹介。
また、精神保健福祉士を目指す方が、誠実な学びを積み重ねるとともに、
精神保健福祉の課題のある本人や家族に対して、真摯に取り組むためにはどのようにしたらよいのか、
その問いに答えていく。
資格等の解説だけでなく、精神保健福祉士たちの経験談や、精神障害のある本人や家族のコラムも掲載。

【執筆者】
青木聖久、田中和彦、牛塲裕治、知名純子、北岡祐子、堀尾志津香、松岡信一郎、三品竜浩、金井 緑、
高橋陽介、高木善史、山田妙韶、小沼聖治、洗 成子、田村綾子、寺島 徹、林 果奈、市川岳仁、赤岩 綾、
河野裕子、黒岩幸子

目次

はじめに

第一章 精神保健福祉士が対象とする人
 Ⅰ 精神疾患と精神障害
  1 見た目と経験則
  2 精神疾患及び精神障害の法的定義
  3 精神障害による特性と人としての共通性
 Ⅱ もうひとりの当事者
  1 当事者とは誰か
  2 精神障害のある人の家族の実際と思い
  3 家族会が果たす機能と役割
 Ⅲ 生きがいと生きづらさ
  1 チャレンジする
  2 働くことと日常生活との関係
  3 誰もが自らの人生の主人公
 コラム PSWからのメッセージ①  精神保健福祉士の魅力と可能性
  ~出会いが人を変える 自分が変わる 社会が変わる~
 コラム PSWからのメッセージ② 多様な経験を生かして
 コラム 精神・発達障害のある人の家族① 「だいじょうぶ」を届ける支援
 コラム 精神・発達障害のある人の家族② 精神保健福祉士に挑む社会人に期待する

第二章 ソーシャルワーカーとしての精神保健福祉士とは
 Ⅰ ソーシャルワークのグローバル定義と精神保健福祉士
  1 ソーシャルワークとは何か
  2 ソーシャルワークのグローバル定義
  3 ソーシャルワークのグローバル定義から見た精神保健福祉士
 Ⅱ ソーシャルワークの必要性
  1 わが国における精神障害者処遇の歴史とその影響
  2 メンタルヘルス課題とソーシャルワークの必要性
 コラム PSWからのメッセージ③ 『旅の途中に』
 コラム PSWからのメッセージ④ 人権制限を解くためのスペシャリスト
 コラム 精神・発達障害のある人① 精神保健福祉で働くことをめざす人への手紙
 コラム 精神・発達障害のある人の家族③ 回復に響いたソーシャルワーカーの言葉
 Ⅲ 精神保健福祉士とは何か
  1 精神保健福祉士という資格の成り立ちと背景
  2 精神保健福祉士としての視点と専門性

第三章 精神保健福祉士の活躍の現場
 Ⅰ 精神科医療現場の精神保健福祉実践
  精神科病院の精神保健福祉士実践
   1 はじめに
   2 精神科病院における精神保健福祉士の業務
   3 生活歴の聞き取りの大切さ
   4 社会復帰・地域移行への取り組みから学んだ当事者の視点の大切さ
   5 病院のなかから地域でのネットワークづくり
   6 おわりに~大切に思うこと~
  精神科診療所の精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 精神科診療所の役割
   3 診療所におけるPSWの役割
   4 実践のなかで考えたこと
   5 おわりに
 Ⅱ 地域生活支援における精神保健福祉実践
  就労支援現場での精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 PSWとしての歩み
   3 精神保健福祉士としての就労支援
   4 就労支援から学んだこと
   5 おわりに
  地域生活支援現場における精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 精神保健福祉士になった理由
   3 ソーシャルワーカーになろうと思った経緯
   4 さまざまな現場における精神保健福祉士
   5 地域生活支援現場での精神保健福祉実践で見えてきたこと
   6 リアルな地域生活支援現場での精神保健福祉実践
   7 ソーシャルワーク実践で大切にしていること
   8 ソーシャルワーク実践で最も意識していること
   9 ソーシャルワーク実践する上で実際に行っていること
   10 最後に
  行政機関での精神保健福祉実践について
   1 はじめに
   2 和歌山市保健所での精神保健福祉実践
   3 和歌山市保健所が大切にしてきた取り組み
   4 さまざまなかかわりのなかで
   5 地域住民(生活者)としての視点
   6 住民とともに地域づくりを行っていく取り組み
 Ⅲ 広がるメンタルヘルス問題と精神保健福祉実践
  司法福祉分野での精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 社会復帰調整官と医療観察法
   3 司法福祉分野のソーシャルワークの存在意義
   4 求められる専門性とは
   5 社会統制機能と強制性への自覚
   6 おわりに
  認知症支援分野での精神保健福祉実践
   1 はじめに
   2 現在の職場に至るまで
   3 診療所での実践
   4 事例紹介
   5 関係機関、地域との連携、関係性作り
  変化の「兆し」を探していく―依存症支援分野でのソーシャルワーク支援―
   1 依存症の治療
   2 アルコール病棟担当になった際の戸惑い
   3 苦労を乗り切るためのつながり、研鑽のサイクル
   4 依存症支援におけるソーシャルワークの意味
  災害とわたし
   1 災害支援分野の概要
   2 災害時こころのケアとDPATについて
   3 災害がもたらす被災者の心理状態の変化と対処
   4 災害支援分野でのソーシャルワーク実践
  コラム PSWからのメッセージ⑤ 社会経験という財産を活かして
  コラム 精神・発達障害のある人② 「人生の経験が生かされる仕事」
  コラム 精神・発達障害のある人③

第四章 社会人学生としての精神保健福祉士をめざす
 Ⅰ 今までの人生経験とソーシャルワークを学ぶ意味
  1 経験による力と怖さ
  2 価値・知識・技術が織りなす循環的相互作用
  3 人生経験とソーシャルワークの結実
 Ⅱ 精神保健福祉士になるには
  1 精神保健福祉士と学問基盤
  2 精神保健福祉士への学びのプロセス
 Ⅲ 精神保健福祉援助実習とわたし
  1 精神保健福祉士の現在
  2 精神保健福祉援助実習の概要
  3 精神保健福祉援助実習の施設
  4 実習のための事前学習
  5 実習中の巡回指導とさまざまなサポート
  6 実習後の学習
 コラム PSWからのメッセージ⑥ 社会人経験者へのエール~実習生との出会いを通して~
 コラム 精神・発達障害のある人④ ピアワーカーとして働く精神保健福祉士からのエール
 コラム 精神・発達障害のある人の家族④ これから精神保健福祉士になる人に期待すること

第五章 精神保健福祉士としてスタートを切ったあと
 Ⅰ 質の向上は責務
  1 「有資格」世代としての問い
  2 精神保健福祉士はなぜ質の向上が必要なのか
  3 本物の精神保健福祉士をめざす道
  4 専門職として成長し続けるために
 Ⅱ 職能団体が果たす研鑽体系
  1 職能団体の役割
  2 プロフェッショナルとしての成長を目指す
  3 自分の業務の根拠を語る(言語化する力)
  4 研鑽の積み上げ方
  5 生涯研修制度について
 Ⅲ 精神保健福祉士の成長におけるスーパービジョンの必要性
  1 スーパービジョンの意義と目的
  2 スーパービジョンの方法
  3 スーパービジョンの受け方
  4 まとめ
 コラム PSWからのメッセージ⑦ 「スタートは少しの興味から」
 コラム 精神・発達障害のある人⑤ 与えられた現況に抗わない生き方
 コラム 精神・発達障害のある人の家族⑤ PSWに助けられて

第六章 社会人である私がソーシャルワークを学ぶ意味
 社会保険労務士の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  1 社労士としての私
  2 PSWとの出会い
  3 学びの期間
  4 価値の体現
  5 ソーシャルワークアイデンティティ
 看護師の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  1 はじめに
  2 充実感とやりきれなさのなかで
  3 運命的な出会い
  4 発想の転換と覚悟
  5 ソーシャルワークの歩みがくれたもの
 体験者の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  1 薬物依存
  2 ダルクとの出会い
  3 セルフヘルプ(自助)がどう役に立ったか
  4 当事者性の限界 ピアの旬
  5 学びのきっかけと過程、その苦労と喜び。そして気づき
  6 ワーカーとしての実践 当事者から援助者へ
  7 地域における取組み
  8 まとめ
 当事者家族の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  1 それは四〇年前に始まった
  2 きょうだいのために
  3 きょうだいとしての自分に直面
  4 無理に気持ちを変えなくてもよい
  5 家族の私がソーシャルワークを学ぶ意味
  6 公認会計士・税理士・精神保健福祉士として
 医療ソーシャルワーカーの私がさらにソーシャルワークを学ぶ意味
  1 ソーシャルワーカーと名乗れなかった頃
  2 出会い
  3 精神保健福祉士をめざしたい
  4 二度目の挑戦
  5 経験を横に置けなかった実習
  6 学びに貪欲であれ
 高齢者福祉分野にいた私がさらにソーシャルワークを学ぶ意味
  1 本当に就きたい仕事
  2 ソーシャルワーカーとしての目覚め
  3 学びによって得られるもの
  4 温度差という、もう一つの課題
  5 再び無知への挑戦
 コラム PSWからのメッセージ⑧ これから精神保健福祉士をめざす社会人の皆様へ
 コラム 精神・発達障害のある人⑥ 自分を信じ、共に希望を信じて
 コラム 精神・発達障害のある人の家族⑥ 発達障害がある子の母になって

おわりに

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

渡辺 にゃん太郎

0
精神疾患の人と関わることが増えたこと、自分自身が適応障害になったことから、この資格に興味を持った。理論的なところは何となく分かるけれども理論だけで人間を支援できるとは思わない。そんな中で現場の声が載っていたのでよかった。ただ、実際に資格を取ったところで給料に見合った生活ができるかは分からない。やりがいはお金にならないと分かっていても誰かの役に立ちたいと思う。お金もやりがいも欲しいが、自分は福祉にズブズブ嵌っているのでそれ以外の仕事はできないと思う。そして、まんまと来年度から通信で資格を取ろうとしている。2022/12/17

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