内容説明
セルフ・コンパッションとは、うつや気分の落ち込み、不安や恥といった「マイナス」な感情に押しつぶされそうなときに、自分自身に向ける「優しさ」のことです。
他人に対する「思いやり」はわかってはいても、自分自身にその「思いやり」を向けるのはとてもむずかしいことです。その「術」を本書で身につけていきましょう。コンパッションには限界がありません。自分自身にコンパッションを多く向けたからといって他人へのコンパッションが減ることにもなりません。
「つらい思い」は誰にでも起こり得ることです。そういうとき、これらの気持ちを避けたり、ないことにしようと無視するよりも「人間だから誰にでもあること」と認め、優しさを自分に向けてみましょう。そうすると、そのようなつらい気持ちを乗り越える力を養うことができ、自分自身の成長にも繋がるはずです。
目次
謝辞
序
はじめに
監訳者はじめに
内なる批判家には、身を引いてもらおう―こんにちは、セルフ・コンパッション!
第1章 マインドフルネス―自分自身の本当の声を聞く
第2章 共通の人間性―あなたは独りぼっちじゃない!
第3章 自己への優しさ―親しい友人に接するように、自分自身に接する
第4章 ささやかなことの中に、驚嘆するもの(ワンダー)を見つける
第5章 学校のストレス―そんなものに負けなくていい
第6章 ソーシャルメディア―自他の比較をやめる方法
第7章 厄介な人間関係に対処する
第8章 自己イメージと和解する
第9章 「LGBTQIA+」というアイデンティティの舵取り
まとめのまとめ
参考文献
著者&「序」執筆者の紹介