内容説明
読み書きの苦手な子は、40人クラスに約3人! 好評『うちの子は字が書けない』シリーズ第3弾は、発達性読み書き障害とともに歩んできた当事者である「ぼく」が、これまでの歩みと未来を語る。原因がわからず学校の課題をこなせなかったくやしさ、苦しさ。障害を理解し、将来を模索し続けた日々。自立とは何か、よりよい支援の形とは何か。言語聴覚士、また父として日々奮闘する著者の、希望と決意に満ちたメッセージ。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
メタボン
24
☆☆☆ 発達性読み書き障害(発達性ディスレクシア)というものがあるのを知らなかった。ADHDとはまたちょっと違っていて、文字を書いたり読んだりすることが苦手な障害。この障害を理解する伴走者が多い方が良い。自身がその障害で苦労しつつも、言語聴覚士となった関口さん、これからも発信し続けてもらいたい。2025/02/28
ひめありす@灯れ松明の火
9
仕事としては離れてしまった障害児者教育ですが、新人教育のお手伝いをすることもあり、そのなかで培ったことは役に立っています。千葉さんが一冊目をお書きになった時からずっと読んで応援しています。フユくんもナツさんも大人になったとのこと。専門家ではないゆえの独特の突き放し方とか考え方とか「障害のある子を育てる普通のおかあさん」の感じ方がリアルにわかるのが勉強になります。2024/12/29
あゆお
6
努力してもオリンピック選手になれないということは理解されるのに、努力しても読み書きができないということは理解してもらえない、というのはなるほど納得…。こちらとしても、授業で読み書きができない子に苦痛を与えたいわけじゃないんだけど、集団の中にいるとどうしても難しい。問題や解答用紙の拡大はできるけど、問題の変更は難しいよなぁ、色々な例をもっと知りたい。2024/12/20
Squirrel
4
努力では補えることができない、読み書きが苦手な人がいるということをこの本で知ることとなった。著者の学生時代の苦労が伝わってくる。頑張ってきたんだな、すごい! 40人クラスで2〜3人がいる確率って、けっこう多いなと思った。学習系パートをしているので、つい気になって読みました。2025/03/26
あい
2
図書館本2025/07/26
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