内容説明
2023年、中国を上回りついに世界一の人口大国となったインドは、底辺が広いピラミッド型の理想的な人口構成でIT関連をはじめ経済成長も著しく、2025年には名目GDPで日本を抜いて4位になろうとする勢いです。また、自ら打ち出したグローバルサウスの盟主としての地位を確かなものにしつつ、非同盟・全方位外交を展開し特定の国や勢力に与しない強かな政治手法により世界の大国からその動向が注視されています。一方、国内的にはモディ政権下の政治的自由の制限、ヒンズー至上主義の傾向、腐敗の多い官僚制、カースト問題、国境を接する中国やパキスタンとの確執など、問題も数多く抱えている現状があります。本書は、世界的にますます重要な地位を占めながら、日本人にはいまだ未知な部分が多いインドという国の基本と最新事情をイラストや地図を用いながらわかりやすく解説していきます。
※一部コンテンツが収録されていない場合があります。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
starbro
132
続いて、インド、インドもトランジットでムンバイに少し滞在しただけなので、何時か本格的に旅をしてみたいと思います。人口だけでなく、全てで世界No.1になりそうなインドがどう成長していくのか楽しみです。 https://sp-mapple.jp/post-9784398147837/2024/11/19
サアベドラ
28
地図とイラストで世界の国や地域をざっくり知ることができるシリーズのインド編。2024年刊。シリーズの他の本と違い、州単位ではなくなぜか都市単位で紹介されているため日本ではマイナーな都市名が頻出。グジャラート州は知っていてもその最大都市がアフマダーバード (モディ首相の出身地) であると知っている日本人がどれだけいるのか。インドの地理にある程度詳しい人なら楽しめるのかもしれないが、インド素人からすると大量のカタカナと写真を斜め読みするだけの読書 (?) になってしまった。2025/04/26
Go Extreme
3
宗教とカースト、アイデンティティ ヒンドゥー優位下の少数派圧迫 IT・医薬品・自動車産業 世界が注目する優秀な頭脳と人材 圧倒的経済力を持つ巨大財閥 インダス文明からムガル帝国、英領支配まで ガンディー非暴力不服従による独立 初代首相ネルーと非同盟外交の歩み 不可触民解放に捧げたアンベードカルの生涯 ピンク、青、黄金、湖畔、色彩豊かな古都群 生と死が交差する聖地ヴァラナシ 荘厳なる石窟寺院アジャンタ・エローラ 旧英領首都コルカタの自由な文化 仏教最高聖地ブッダガヤの静寂 根強いカースト差別と深刻な環境問題2025/04/28
お抹茶
1
インドの端から端へは飛行機で4~6時間かかる。インドの基本情報と主要都市を見開きで紹介。インドでIT産業が発展した理由は,教育,カーストによらない能力主義,業務発注国との時差,英語,インドの韻文や朗誦法と親和性の高いデジタル発想。医薬品と自動車産業もインド経済を牽引する。風光明媚な避暑地で「東方のヴェニス」「地上の楽園」と称され,カシミールの歴史・文化や美しい景観を楽しめるスリナガル。南インドの玄関口チェンナイは自動車産業でインドをリードし,IT産業も発展。ダージリンではさまざまな起源を持つ人々が暮らす。2025/02/27
takao
1
ふむ2025/02/27
-
- 電子書籍
- 溺愛人形~僕のものにおなり 合冊版7 …
-
- 電子書籍
- お釈迦様もみてる7 超難解問題集【マリ…