内容説明
早稲田のエースとして箱根駅伝で活躍し、2度の五輪出場を果たした花田勝彦。現在は母校の指揮官を務める同氏の学びと教えとは。
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
柔
13
タイトルから指導者としての内容と思っていたが、花田監督自身の幼少期からの振り返りが多く、肩透かし。瀬古さんとの絆、陸上競技の練習方法など知らない知識もあったので勉強になった。怪我をして合宿を完走できなかった花田監督に「よく頑張ったから飲んでいいぞ」瀬古さんの人情深いエピソードが印象的であった。箱根駅伝優勝に向けてチームを強くすることはもちろんだが、「個人としては世界で戦える選手の育成に力を入れる」この二兎を追うこと。これが青学と駒澤の違いなのかなと考えてみたり。目指す山を定める。これはブレてはいけない。2025/01/13
Ohe Hiroyuki
3
現早稲田大学の競走部の駅伝監督によるエッセーである▼著者自身の小さい頃から振り返る内容である。マメに日記を付けていたようで、よくぞここまで覚えているなと思うほど細かく書かれている。陸上の世界のことは全然知らないので何もかも新鮮であった。▼スポーツには「科学」の見地が必要であることを改めて思い知らされた。▼私は生まれた頃から正月は箱根駅伝を見て一喜一憂していたが、関東学連の主催であるし、その目的は世界に通用するマラソンランナーを生み出すことであり、箱根駅伝は通過点なのだと理解した。手軽に読めるよい本である。2025/01/05
masaharu
2
競技者として成長するために考えていたこと、指導者になるにあたっての葛藤、若者を指導していくための工夫、いろんな場面の、様々な観点からの思考が体験談として書かれている。自己研鑽という言葉が多く出てくるが、それは周りの影響が大きく、環境に恵まれた面もあるのだと思う。その都度、ご自身の選択が的確で、それを後になってこうして可視化して披露できるのはすごいこと。そして常に瀬古さんとの関係があり、指標にできる師匠がいる人は強い、羨ましい、と心から感じる。師を持つ、私淑する人を持つことの重要さがよくわかる一冊。2025/06/07
ユイケン
1
花田監督の自伝。 花田監督は名前しか知らなかったので人柄や考え方の分かるよい本でした。 特に上武大学時代の話は選手の勧誘で苦労するなど、駅伝新興大学ならではの苦労話が書いてあり、箱根駅伝好きには面白く読めました。2025/02/01
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