内容説明
累計58万部突破!森永卓郎シリーズ最新刊。
【目次】
第1章 私が観察した官僚の生態
第2章 凋落し始めた官僚
――私が観察した官僚の生態2
第3章 官僚の生態系に何が起きているのか?
第4章 官僚たちの生存戦略
第5章 官僚の選択ミスを検証する
第6章 官僚生態学から7つの提言
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私の職業人生のほとんどは官僚とともにあり、間近で彼らの生態を観察してきた。
私の眼には、素晴らしいことから悪辣なことまで官僚の生態とその変化が焼き付いている。
それを読者に余すところなくお伝えしたい。本書が日本で初めての「官僚生態図鑑」たるゆえんだ。
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
とよぽん
73
書名と副書名から、官僚の悪しき実態をさらした内容かと思っていた。確かに、キャリア官僚といわれる一部の国家公務員は高い能力を持った優秀な人なのだろうが。しかし、近年の官僚が提案する政策や法案は、悲しいかな国民生活状況とかけ離れた「シレっとお手盛り利権」満載なのである。異次元の少子化対策の内容など最たるもの。その原因を、森永さんは、仕事を通して長年の間身近に接してきた官僚たちの変貌から分析している。終盤の「処方箋」で、この本は官僚への応援であると述べる。政治家の利権や官僚の天下りなど、特権を一掃してほしい!2025/03/04
じいじ
70
余命宣告を受けた森永さんが「もう俺にはタブーはない!」と一念発起、最期のチカラを振り絞って書いた13冊のうちの1冊。その迫力に圧倒されます。今冊のテーマは、氏の古巣の官僚。官僚と民間企業との関係について、新聞・テレビなどでは報道されない裏の話が、生真面目な森永さんらしい実話で語られます。例えば「餡子はカネ、皮はオンナを意味する毒饅頭の話」は真に迫っています。「官僚が得るべき報酬は、金銭でも利権でも天下りでもなく、やりがいのある仕事である」と氏は言う。まさに、この書は後輩の「官僚」へ向けた応援歌である。2025/07/22
読特
64
年をとれば渡り歩いて数億稼ぐ将来が約束されていても、若いうちは低賃金の激務。モチベーションを支えるのはフリンジベネフィット。餡はカネで、皮はオンナの毒まんじゅう。パワハラだってやり放題。高級官僚は何をやっても罪に問われない。中でも、最大の役得は”日本丸”の舵取り。国民の幸福実現を議論して”朝まで生テレビ”。…時代は変わった。官僚はやりがいは奪われ、自分の暮らし向きの改善にしか目が届かず、ズレた政策ばかりに邁進する。正しい官僚制度はどうあるべきか?それには答えがない。常に監視し、改革し続けなければならない。2025/02/22
こも 旧柏バカ一代
40
相変わらず相性が良いのか読みやすい。官僚の組織文化を自身の経験を踏まえながらユーモラスに説明している本だった。意見の引用に頻繁に出てくるのが財務省出身の高橋氏ってのが奥深い。2024/11/19
GAKU
29
キャリア官僚と、私達普通の国民は感覚が明らかに違うな!と実感した。2025/06/19
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