ちくま新書<br> リサーチ・クエスチョンとは何か?

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ちくま新書
リサーチ・クエスチョンとは何か?

  • 著者名:佐藤郁哉【著者】
  • 価格 ¥990(本体¥900)
  • 筑摩書房(2024/11発売)
  • 冬の読書を楽しもう!Kinoppy 電子書籍・電子洋書 全点ポイント25倍キャンペーン(~1/25)
  • ポイント 225pt (実際に付与されるポイントはご注文内容確認画面でご確認下さい)
  • ISBN:9784480076564

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内容説明

問いを立て、調査・分析して報告する。その営みにおいて最初の関門である「問いを立てる」ことはそう簡単なものではない。それは立てれば終わりというわけではないからである。研究を進めていくなかで、当初の問いとは異なる形に問いを磨き「育てる」必要がある。そうした過程を経て、研究としてのセレンディピティが生まれるのだ。これまで語られてこなかった新しいリサーチ・クエスチョンとの向きあい方がわかる。

目次

はじめに──「リサーチ・クエスチョン」をめぐる不都合な真実/序章 論文のペテン(詐術)から学ぶリサーチ・クエスチョンの育て方/第1章 定義する──リサーチ・クエスチョンとは何か? /1 ProblemかQuestionか? /2 「リサーチ・クエスチョン」──本書における定義/3 社会調査における問い──資料やデータを使って比較的明確な答えを求めることが出来る問い/4 疑問文形式──クエスチョンマークがついた文章/5 簡潔な表現──長すぎず短かすぎず/6 「問いを育てる」ということ──論文のペテンを超えて/第2章 問いの内容を見きわめる──何について問うのか? /1 疑問符と言えば疑問詞? /2 5W1Hから2Wへ/3 What(記述)とWhy(説明)の関係/4 WhatとWhyを五回──研究の全過程を通してリサーチ・クエスチョンを深掘りしていく/第3章 問いの目的について確認する──そもそも何のために問うのか? /1 謎解きとしてのリサーチ、ルーチンワークとしてのアンケート調査/2 三種類の問題関心/3 2Wから2W1Hへ──確かなエビデンスにもとづくHow to(処方箋)の提案/4 問いの往復運動とリサーチ・クエスチョンの「仕切り直し」/第4章 「ペテン」のからくりを解き明かす──なぜ、実際の調査と論文のあいだにはギャップがあるのか? /1 論文の舞台裏/2 結果報告 対 経緯報告──論文が担う二つの使命/3 各時期完結型 対 漸次構造化型──調査のタイプによる違い/4 解説書や教科書における二つのブラインドスポット/5 リサーチ・クエスチョンの四類型/第5章 問いを絞り込む──どうすれば、より明確な答えが求められるようになるか? /1 筋が良い問い・悪い問い/2 実証可能性──そもそも答えが求められる問いなのか? /3 実行可能性/4 サブクエスチョンの設定/第6章 枠を超えていく──もう一歩先へ進んでいくためには? /1 総論と問題関心への回帰──木を見て森を見る、森を見て木を見る/2 「事例について知る」から「事例を通して知る」へ/3 さらに次のステージへ──対象と視点の範囲を広げていく/おわりに/注/参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ドワンゴの提供する「読書メーター」によるものです。

Nobuko Hashimoto

24
アカデミックスキルを教えていながら常々引っかかっていた「問い・仮説・論証」を巡る問題。筋書き通りに結果を出せるようなアンケート調査系とかと違って、実際に起こった(ている)ことを解明していく調査研究って、そんな教科書通りには進まない。行きつ戻りつ、試行錯誤して、最後の最後で「これやー!」ってストーンと落としどころがわかったりすることすらある。と学生にも説明はしてきたけど、本書は、まさにそれを前提として論じられていて、我が意を得たりというか。たいへんありがたく読んだ。2024/12/10

武井 康則

10
「リサーチ・クエスチョン」とは論文中で問題点となる箇所で、?を付けた疑問文で明確にせよというのが筆者の主旨。そうすれば問題と何を解決すべきかが明確になるという。ただ、筆者の主張は、本来、政治、経済等の社会科学系の論文は、科学論文の形式では表現できないものがあるということ。例えばフィールドワークなら特殊な事例を扱うのに、科学論文の普遍、論理を見つける形式は無理だろうし、疑問を持ち、仮説を立ててそれが裏切られることもある。その裏切りが逆に新しい道を作る場合もあるということ。2025/02/08

安藤 未空

6
人に勧められて読んだ本。正直なところ、いまいちだった。この本自体は、卒論や修論を書く人向けに書かれたものらしい。ただ、社会科学系の論文を一度も書いたことがない人がこの本を読んだところで、学びが得られるのか疑問に感じた。加えて、この本を読んでもリサーチ・クエスチョンの具体的な深め方はわからない。そうすると、何度か社会科学系の論文を書いた人がこの本を読んだところで得るものがない。 このような感想が、私が社会科学系の論文を何回かしか書いたことがないことからきた頓珍漢なものだったら、申し訳ないです。ごめんなさい。2025/01/13

ますみ

3
リサーチが直線的に終わらないことを前提にしている。リサーチクエッション(問い)の更新を通して研究も一緒に育てることを説明しててよかった。 指南書なのに、既存書に対する批判や自著の新規性の訴求を繰り返していて疲れた。 とくに問いを軸に理解を深めたり議論を発展させるのは広く受け入れられたアプローチ。思考法や開発も含めると書籍もけっこうある。 論文の欺瞞について、論文は物語や追体験ではなく、主張・関連事項の批判可能な説明なのでもともと不誠実とは思ってなかった。 問いの価値を高める方法の説明が多いと嬉しい。2025/11/15

Go Extreme

3
問いの立て方 問題関心 仮説は一種のリサーチ・クエスチョン 資料やデータの分析を通して一定の答えを求めることができる問い 論文という「ペテン」 セレンディピティ そもそも何のために問うのか? 問いの四つのタイプ メイン・クエスチョンを掘り下げる サブ・クエスチョンから問いを再構築する 絞り込み型サブクエスチョン 拡張型サブクエスチョン 問いを「育てる」 分からないからこそ面白い! 問いの明確化 研究遍歴 研究方法論 知的興味 研究テーマ 研究課題2025/04/15

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